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システムユーザーレポート vol.17 児玉自動車 ボディショップ クオリティ(ラクロスⅡ)
充実したサポート体制と正確な見積書を作成しやすいのが魅力
2026/03/17
幅広いサービスメニューを準備する
国際貿易港湾として明治時代から産業を支え続ける名古屋港のそばにボディショップ クオリティはある。
鈑金塗装及び車検・整備、車販などに加え、ガラスの交換脱着やセンサー類校正作業を自社で請け負える設備と技術者を有し、エアロパーツの塗装・取り付けやオールペイントなどのカスタムにも対応する。2018年に法人化した際は、入庫比率のうち直需率は3割ほどであったが、リスティング広告や自社Webサイトの拡充によりネット経由の新規顧客が増加。現在では直需率は5割まで伸びている。
月間の入庫は100台規模で推移し、国産車が9割を占めるものの、輸入車やハイブリッド車、EVなど車種を問わず直せる技術力が同社の強みでもある。入庫の約半数が鈑金塗装であり、鈑金、塗装各2人ずつで迅速に処理していく。エイミング作業については2020年に特定整備認証を取得し、全国産車のターゲットボードなどをそろえている。そのため、エイミング作業のみの外注依頼が来ることもあり、月に30台ほどを扱う。
児玉真一社長(前列中央)とスタッフ
頼りになる見積りソフトと担当者
顧客からの紹介で2011年8月にラクロスⅡを導入。2台構成で整備と鈑金塗装の機能をそれぞれに入れ、見積り作成や顧客管理に活用する。「他社ソフトと比較し、参考指数が多く用意されているので計上漏れが防げ、正確な見積書を作りやすい」と評価。また、鈑金塗装と整備の顧客や売り上げをソフト内で一元管理できる点も10年以上愛用している理由の一つ。
改善要望としては「新車が出た時の情報更新は他社ソフトのほうが早いので、そこは残念」。一方でサポート体制については「導入当初の遠隔操作でのフォローや、担当営業の手厚いサポートなど、困った時に適切な対応がすぐ受けられるのは非常に助かる」と笑顔で応えた。
4分割画面を駆使しラクロスⅡを使いこなす児玉社長
自動車整備工場の経営者として
幅広い業容を持つ同社では、仕上がり品質、価格、スピードにこだわったサービスの提供を目標とする。そのため、サービスを提供する技術者への社内教育に重きを置き、技術習得を後押しするだけでなく、スタッフが働きやすい職場環境の整備にも注力する。「経営者として、従業員を辞めさせないのも仕事」(児玉真一社長)。
近年のASV普及に伴う修理技術の高度化や各種認証・資格取得の必要性の高まりを受け、「我々自動者整備事業者に求められる社会的役割が変化しつつあると感じている。今が転換期」と語る児玉社長。補修パーツの再資源化や、環境負荷や従業員の健康に配慮した作業環境へ、まず自社が積極的に取り組むことで、自動車整備工場のイメージ、ひいては業界全体の社会的な認識を変えるきっかけとする。顧客の安心・安全を守るのはプロの技術者として当たり前、その先を常に見据えている。
慣れた手つきで素早くエイミングの準備中
※本ページは、月刊ボデーショップレポート 2023年8月号に掲載の記事を元にしています。
※掲載内容は、取材当時のものです。

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