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ENEOS、セルフSSにAI自動給油監視システムを導入開始
2026年2月の省令改正を受け、給油監視業務の効率化と人手不足解消を図る
2026/05/07
ENEOSは、セルフサービスステーション(セルフSS)における給油時の安全性確保と運営効率化を目的として、AI自動給油監視システムの導入を開始する。
同社は2018年度より、資源エネルギー庁及び消防庁が主催する官民合同検討会(※1)に石油連盟会員会社として参加してきた。給油監視業務の省力化に向け、実証現場の提供や運用ノウハウのフィードバック、要件整理などを通じて、システムメーカーの開発に協力してきた経緯がある。
省令改正に伴う監視業務の効率化
2026年2月28日に施行された「危険物の規制に関する規則」等の改正(本改正)(※2)により、セルフSSにおける同システムの使用が認められた。本改正により、従来スタッフが行っていた給油時の安全確認や給油許可に伴う監視業務をAIが担うことが可能となり、業務の効率化が期待される。
同システムの導入によりセルフSSが完全に無人化されるわけではないが、カーメンテナンスやコンビニエンスストアを併設した複合店における監視業務の負担軽減、SSの人材不足の解消、及び業務効率の向上が見込まれる。これにより、顧客への案内やサービスの質向上、店舗運営の強化に注力できる体制を整える。
全国SS網への段階的な導入拡大
同社はAIを活用した業務効率化を推進しており、セルフSSのタイプごとに一部店舗で安全性を確保しながら技術実証や効果検証を行ってきた。今後は、実証済み店舗から同システムの運用を開始する方針だ。
運用開始後は、顧客や現場の声、安全性評価などを踏まえ、全国のSS網へ段階的に導入を拡大していく。安全性と利便性の両立を図り、セルフSSの進化を目指すとしている。
AI活用による業務変革の追求
ENEOSは今後も、AI活用等による業務変革や新しい価値創造に取り組むとしている。安全・安心・快適なSSの新しい形を追求し、持続可能な店舗運営を目指す方針である。
※1 官民合同検討会の概要
時期 | 主催 | 内容 |
|---|---|---|
2018年度 | 資源エネルギー庁 | 次世代燃料供給インフラ研究会 |
2019~20年度 | 消防庁 | 過疎地域における燃料供給 インフラの維持に向けた安全対策の あり方に関する検討会 |
2021~24年度 | 消防庁 | 危険物施設における スマート保安等に係る調査検討会 |
※2 危険物の規制に関する規則(昭和34年総理府令第55号)および危険物の規制に関する技術上の基準の細目を定める告示(昭和49年自治省告示第99号)の改正。
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