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システムユーザーレポート vol.47 カーズプロ

保険会社と同じ考え方では利益は上がらない。確かな利益を確保する

  • #ユーザーレポート

2026/04/30

カーズプロ

社長=近藤省平 所在地=北海道札幌市北区新琴似町1031-227

使用ソフト=ラクロスⅡ

https://cars-pro.com/

カーズプロ

紆余曲折を経た独立までの道

北海道札幌市。中心部から車で30分ほど走った広大な平野の中に2015年に開業したカーズプロがある。だが、その開業には多くの紆余曲折があった。

高校を卒業後、自動車に対する深い関心を抱いていた近藤省平社長は、札幌市で有名な鈑金塗装工場で輸入車や国産車の修理技術を基礎から学び、技術者の第一歩を踏み出した。

その後、ともに働いていた同僚と別の会社に転職すると、そこから近藤社長の紆余曲折の人生が始まる。入社直後に教えてくれるべき人が退職し、ほぼすべての作業を自分ですることに。一緒に入社した同僚は早々と退職し、業界を離れるなど、厳しい環境となった。そこで経験を積んだ後、鈑金塗装部門の立ち上げに参加してほしいとのことで別の会社に転職するも、親会社の不祥事で規模は縮小し給料の遅配なども経験した。「踏んだり蹴ったりの20年だった」と近藤社長は振り返る。

様々な工場を渡り歩く日々だったが、そんなある時、同僚と入社した会社の会長から連絡があり、「居抜きの工場を買い取ったから、社長としてうちの下請け企業になってくれ」と唐突な依頼が来た。それまで独立を一切考えてこなかった近藤社長は丁重に断るものの、「経営に必要な金なら出す」と押し切られ、2015年にカーズプロの社長として独立することになったのである。

近藤省平社長

ラクロスⅡで正しい見積書を作り、正しい利益を

鈑金塗装見積りソフト「ラクロス」を導入したのは開業してすぐのことだった。前職では別の見積りソフトを使っていたのだが、「保険会社と同じ土俵にいても利益は確保できない」という切実な思いを塗料販売店に伝えたところ、ラクロスを紹介され、導入を決めたという。「指数にない作業にも適正な数字が入っているので見積書の漏れを防げるのが大きな魅力。アジャスターに対して下手に嘘はつきたくない。説得力のある参考指数で正しい見積りをして、利益の確保をしている」と使用感を口にする一方で「導入の一番の決め手は営業マンの人当たりの良さかな。サポートダイヤルの人たちも、後任の人たちも、良い人が多く、安心してお付き合いができる」と評価する。

取りこぼしが減り、正しい見積書を作ることができるようになった

新たなステージを目指して利益を確保する

現在の顧客比率は下請けが50%、直需が50%、売り上げは鈑金塗装が50%、車販と整備で25%ずつとなっている。入庫が途絶えない現状に近藤社長は「これまで10社以上経験してきているが、様々な事情はあってもすべて円満に退社してきた。独立したことを知った各工場や顧客から仕事をもらえている状態」。

今後の目標について「工場が手狭になってきたので移転も視野に入れている。指数対応単価に思うところはあるが、今後もラクロスⅡでしっかりと利益を確保して少しでも早くその目標を達成できるようにしたい」と話す。

近藤社長の人の良さを知る工場からの仕事、地域に根差したトータルカーサービスを実践して確固たる地位を築いたカーズプロは、新たなステージへ踏み出したばかりである。

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※本ページは、月刊ボデーショップレポート 2026年2月号に掲載の記事を元にしています。

※掲載内容は、取材当時のものです。

自動車整備業鈑金統合システム RacroS3(ラクロス3)
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