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北京・AMR 2026 (Auto Maintenance and Repair Expo)開催 No.2
自動車塗装修理専門技能競技大会
2026/04/17
北京・AMR 2026 (Auto Maintenance and Repair Expo)
自動車塗装修理専門技能競技大会開催
AMR会場内の一角では鈑金塗装の技術大会が開催された。
中国本土の鈑金塗装工場やディーラー内製工場に勤務する技術者がそれぞれの技術を競った。日本のような塗装済みパネルの補修ではなく、素地パネルの凹みを修復する作業、デントリペアによる修復作業、塗装作業と3部門で競技が行われた。
日本の競技会ではパテ作業、鈑金、塗装の3競技が競われることが多いが、中国ではペイントレスのデントリペアが中心になっており、鈑金塗装の意識の差が見られた。
塗装競技は1枚のドアパネルをマスキングで4分割し、選手はその一つを塗るという、日本とは違う形式での競技方法でもあった。
鈑金技術競技の様子
中国の鈑金技術は「世界的に見て低い」?
中国でも鈑金技術を競うようになってはいるが、その技術力はどうなのか。本展示会に取材に訪れていたヨーロッパの鈑金塗装業界専門誌の記者の言葉を借りるのであれば、
「世界的に見てもかなり低い」。
日本のように熟練の職人がハンマーとパテで、元の形にミリ単位で復元するといった職人の層は薄いのが実情である。これは、見た目がある程度直っていれば良いとする中国人が多いためで、スピードやコストを優先する傾向が色濃いことが原因の一つとして挙げられる。
また、中国だけでなく世界的にも言えることではあるが、修理はせずにAssy交換が合理的な手法として主流になっていることも理由に挙げられる。 特に、中国を走るEV車の多くにアルミボデーが採用されており、修復をしない場合も多いことから技術力の向上が遅れてしまっていると言える。
デントリペア競技の様子
中国の工場数、今後の展望
人口14億人とも言われる中国においても、日本と同様に鈑金塗装工場の正確な数は把握されていない。だが、ディーラーで約3万社、チェーン店などの大規模工場で約7万件、個人経営の小規模工場で約10万社と、推定で20万社あるとも言われており、その数は膨大である。
中国はEV車の台頭によりアルミボデーが増加したほか、バッテリーの検査や自動運転用センサーの調整などが増えた。だが、それらの新技術に対応した専門知識と設備を持つ工場は、全体の10%以下(2万件未満)と言われている。
旧来のガソリン車向けを中心に稼働し、最新技術に対応できない小規模の鈑金塗装工場は、徐々に淘汰されていくフェーズに入っている。だが、これは中国だけに限らず、日本、そして世界的にも言えることだろう。
しかし、前述のように中国では設備が整っている工場が10%以下である。淘汰される立場にある工場もしっかりと設備を整え、知識を得ることで生き残る可能性は大いにあると言える。
塗装競技の様子
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