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シネマエンドレス「ARCO/アルコ」
宮崎駿×フランスSFアニメ!? 心が涙する傑作冒険物語
2026/04/23
空から落ちてきた虹の少年が巻き起こす、世界が涙したヒューマニズム・アニメーション
未来から落ちてきた少年が、私たちの“いま”を救う。
気候変動が進んだ2075年。10歳の少女イリスは、虹色の謎の物体が空から落ちてくるのを目撃する。それは、虹色の飛行スーツでタイムトラベルが可能な遠い未来から不時着した少年アルコだった。未来へ帰る手がかりを求めるアルコと、現実に縛られたイリスは、虹色のスーツに秘められた謎を追いながら未来への帰還=虹の道を探す旅に出る。しかし謎の三つ子らから追撃され…。
「この10年で最高のアニメーションの映画の一つ」、「知性と感情がせめぎ合う、野心的で唯一無二の冒険譚」、「E.T.と宮崎駿の世界をつなぐような、色鮮やかで心ときめく冒険」、「エコロジーやAIといった現代の問いを、胸を打つ物語へと昇華させている」など世界各国の映画祭が絶賛。ロマンとスリルに満ち、世界が涙した感動のSF冒険ファンタジーがついに日本公開となる。
©2025 Remembers / mountainA / France 3 CINEMA
サブカルおじさんの推しどころ
『レオン』のマチルダ、『スター・ウォーズ』新3部作のパドメなど、日本でも馴染み深い名女優ナタリー・ポートマンが製作総指揮を務め、CHANELが協賛に名乗りを上げ、当コーナーでも最近激推ししている配給会社NEONが権利を獲得した話題のフランスアニメ『ARCO』。
過去に紹介した村上春樹原作の『めくらやなぎと眠る女』もそうだが、どうしてフランスアニメはキャラクターを人間に寄せてしまうのか。おっぱいが大きくて、目が大きくて、高いアニメ声で、髪の毛をピンク色にでもしないと日本人にはなかなか受け入れられないだろうに。もしくは、「見た目は子供、頭脳は大人」の眼鏡小僧に出てくる、カラーコーンのように尖った髪型を持つ花の名前のお姉ちゃんのような、強烈な記号を持っていないと……。
だが本作は、そんなキャラデザに媚びることは一切せず、純然たるSFボーイミーツガール映画としてかなりの完成度を誇っている。
全身タイツの主人公・アルコが虹色のマントを着て空を飛び回る姿は、一歩間違えると笑ってしまいそうな危うさがある。しかし一方で、空や虹、雲、森、炎、水……すべての自然の描写が、芸術作品かと見紛うほどに息を呑むほど美しい。
仕事で家にいない親を思い退屈な日々を過ごす子ども、それでも子を想う親の愛情、恋、ロボットとの絆、タイムリープ、そして愛嬌のある悪役3人組……。宮崎駿作品や藤子・F・不二雄作品が好きな人には、強く勧めたい傑作だ。
この素晴らしい映画を我が子にも観せてあげようと思い立ち、23時に退社して元気に自宅のドアを開けてみたが……そうだった。筆者には子どももいなければ、嫁もいなかった。目の前には暗い部屋が広がるだけだった。なんなら、東京編集部の多くは独身だった。
仕事に追われ、多くの大事なものを失ってしまった大人たちの胸にも、本作はきっと何かを残してくれると期待したい。もしあの虹色のマントが手に入るのならば。全身タイツ姿になろうが、中年体型になった身体のラインがクッキリ見えようが、何をしてでも13年前に戻りたい――入社13年目の筆者は、独りそう思うのだった。
監督・脚本:ウーゴ・ビアンヴニュ/配給:AMGエンタテインメント ハーク/4月24日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
担当記者
青山 竜(あおやま りゅう)
東京編集課所属。映画・音楽・芸術あらゆる文化に中途半端に手を出し、ついたあだ名は「サブカルくそおじさん」。
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