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BSR誌面連動企画 『失敗しないパネル鈑金のポイント』 第10回

損傷ケース⑤ マツダAZワゴン バックドアのチョップ損傷 パート1(全2回)

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2025/12/12

「交換」から「修理」へ

すべての工程に『ものさし』があれば、勘や経験に頼らず、誰でも明確な基準を持って「失敗しないパネル鈑金」ができる。

マツダAZワゴン バックドアのチョップ損傷修理を全2回にわたって追っていく。

[講師紹介]

エス企画  佐野 昌哉 (さの まさや)

エス企画(千葉県館山市)代表。

2017年まで鈑金塗装工場を経営。

事業承継後は全国の工場で鈑金技術の指導に当たっている。

[エス企画のWEBサイト] https://sanokikaku.jp/

損傷ケース⑤ マツダAZワゴン バックドアのチョップ損傷

チョップ損傷の修理作業を2回にわたって解説していく。初回では深さの確認から引き出し作業までをレポートする。

チョップ損傷の粗出しからフェザーエッジングまで

車両の後退時に塀の角やポールなどにぶつけた際に生じるチョップ損傷(V字の深い凹み)を再現したものを修理していく。曲面であることから損傷の状態確認がしにくく、また凹みが深いため応力を除くのも一苦労だ。今回も佐野講師が用意した手に入りやすい「ものさし」を活用して、復元に臨む。