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ベトナム・アウトメカニカホーチミン開催 Vol.2 Vinfast(ビンファスト)人気絶大!
ベトナム初の国産車、Vinfastの人気の秘密とは
2026/06/20
ベトナム・アウトメカニカホーチミン開催
ベトナム・アウトメカニカホーチミンが6月18~20日にサイゴン展示会議センター(SECC)で開催されている。本展示会は、17の国と地域から410社の出展者が参加し、自動車のバリューチェーン全体から参加者を集め、OEM、物流、アフターマーケット向けの包括的な製品や展示を網羅することを目的としている。
展示会会場は、部品・コンポーネント、電気・電子機器、アクセサリー&カスタマイズ、ボディ&ペイント、診断、オイル・潤滑油・燃料、デジタルソリューション&サービス、コネクティビティ&自動運転などが展示された。
今回はベトナムの展示会では多くの車両が展示されたVinfast(ビンファスト)を中心に紹介していく。



先日の北京と同様にベトナムにおいてもラッピングは人気のカスタムとなっている。ベトナム初の国産車であるVinfast(ビンファスト)の車体にラッピングをして、来場者の人気投票で1位を決めるラッピング大会が開催され、来場者の多くが気に入った車にシールを貼っていた。
Vinfast(ビンファスト)はなぜベトナムで人気なのか

ベトナムのビンファストは日本でいうトヨタのように圧倒的な人気を誇る。だが、その歴史は新しい。ベトナム最大の民間企業であるビングループが創業し、2018年にBMWのプラットフォームなどをベースにしたガソリン車の製造・販売からスタートした。
その後、2022年に自動車メーカーとしては思い切った戦略である「ガソリン車の生産を終了し、100%電気自動車(EV)メーカーへ移行する」ことを発表している。
現在では、約150万円〜200万円台の「VF3」、世界市場のメインである約400万円台〜700万円台の「VF7」、「VF8」、約1,000万円前後の高級SUV「VF9」などの幅広いEVモデルを中心に北米やヨーロッパ、アジアなどグローバルに展開しており、自動車だけでなく電動バイク(Eスクーター)や電動バスの製造も手がけるメーカーとなっている。

ビンファストVF9
Vinfast(ビンファスト)がシェアを拡大した5つの理由
前述のようにベトナムの電気自動車(EV)市場において、国産メーカーのビンファスト(VinFast)が圧倒的なシェアを獲得している。その背景には、単なるデザイン性や環境意識の高さといった消費者ニーズだけでなく、ベトナム特有のビジネス事情や国ぐるみの戦略が大きく絡んでいる。
同社が市場を席巻する主な5つの理由を解説する。
■ 圧倒的な充電インフラの独占
ビンファスト最大の強みは、親会社であるベトナム最大の民間企業「ビングループ」の資本力を活かした充電網である。全国のショッピングモールやマンションなどに自社専用の充電ステーションを張り巡らせており、他社のEVがインフラ面で入り込めないほどの利便性をいち早く確立した。
■ 「車を買う」のではなく「稼げる」仕組みの提供
街で見かけるビンファスト車両の多くは、直営のEVタクシー事業(Xanh SM)や配車アプリ(Grab)向けの車両である。頭金ゼロや低額の保証金で車を提供し、ドライバーとして安定して働ける仕組みをパッケージ化している。これにより、「生活のための就業インフラ」として爆発的な普及を見せた。
■ 初期費用を下げる「バッテリーリース」方式
EVはガソリン車よりもランニングコストが大幅に安い反面、車両価格の高さが普及のネックとなる。そこでビンファストは、高額なバッテリーを「買い取り」ではなく「月額リース(サブスクリプション)」とする画期的な手法を導入し、新車の初期購入費用を大きく下げることに成功した。
■ 「ベトナム初の国産車」というナショナルプライド
これまで外資系メーカーの輸入車に頼ってきたベトナムにとって、自国で設計から製造までを手掛けるビンファストは「国の近代化と経済成長の象徴」といえる。海外製ではなく自国ブランドを応援し、共に成長したいという国民の強い誇り(ナショナルプライド)が販売の大きな後押しとなっている。
■ 政府の強力な優遇策と輸入車への「関税バリア」
ベトナム政府は自国の自動車産業を育成するため、海外からの完成車輸入(特に中国製EVなど)に対して高い関税をかけ、外資の参入を制限している。一方で国内生産車には手厚い優遇措置を与えており、ライバル企業が価格競争でビンファストに対抗できない強固な市場構造が形成されている。
このような施策を通し、2018年創業のビンファストはベトナム国内において約36%のシェアを獲得するほど急速にシェアを拡大してきた。
その結果、ベトナムの街中を走っているすべての自動車のEV車の割合は10%に達すると言われており、日本の1~2%に比べてかなり高い数字を誇るまでになっている。
ベトナムは「バイクの国」というイメージが持つ人が多いだろう。実際にバイクの数は約7,000万~7,700万台と言われており、人口約1億人のベトナムにおいてその普及率は単純計算すると「国民の約70〜77%」に相当する数であり、道を歩いていて、バイクが目に入らない時間はないほどである。
ベトナムにおいて一般的な所得水準からするとまだまだ高嶺の花である自動車だが、経済発展が著しいベトナムにおいて、このビンファストが電気自動車の普及率を上げていくことは間違いないだろう。
人気の高いVF8
小型商用のEC VANは日本円で約170万~190万円ほど
街乗りの送迎特化型のMINIO GREEN。配車タクシーの主力として期待されている
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