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関西ペイント、2025年度売上高は5,898億円 5期連続で過去最高を更新

EBITDAも過去最高を記録し、アフリカ事業が利益面で大きく貢献

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2026/05/18

 関西ペイントは2026年5月11日、2025年度(2026年3月期)の連結決算を発表した。当連結会計年度の売上高は5,898億円(前期比0.2%増)となり、5期連続で過去最高を更新した。利益面では、経常利益が547億円(同11.4%増)を記録したほか、EBITDAも825億円(同1.6%増)と過去最高を記録している。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、追加費用の計上などにより316億円(同17.4%減)となった。


売上高は自動車・工業分野が牽引

 分野別の売上高では、自動車用が1,784億円(前期比0.9%増)、工業用が1,762億円(同4.8%増)と全体を牽引した。汎用分野は市況の低迷を受け、1,832億円(同3.3%減)となった。利益面でのマイナス要因として、タンザニアでの税務係争引当金20億円やSpiberの評価損10億円などが計上されている。


アフリカ事業の躍進と各地域の動向

 地域別では、アフリカ事業が売上高517億円(前期比9.1%増)、セグメント利益63億円(同45.7%増)と大幅な伸びを示し、業績に大きく貢献した。

 日本市場では基幹システムの刷新に伴う供給混乱が発生し、計画外の一過性のマイナスが生じたものの、周辺システムとの連携課題は解消し、4月下旬から挽回生産を本格化するとしている。

 インドでは、自動車分野では生産台数の増加によって売上高が増加したものの、建築分野における市場全体の需要低迷や低価格帯へのシフト、為替換算の影響などにより、インド全体の売上高は前年を下回った。


 各地域別の売上高及びセグメント利益は次の通り。

・日本
売上高:1,598億88百万円(前期比2.4%減)

セグメント利益:219億68百万円(前期比8.2%減)


・インド

売上高:1,383億58百万円(前期比2.8%減)

セグメント利益:135億66百万円(前期比4.4%減)


・欧州

売上高:1,627億38百万円(前期比4.0%増)

セグメント利益:9億45百万円


・アジア

売上高:680億64百万円(前期比0.9%減)

セグメント利益:90億82百万円(前期比1.2%減)


・アフリカ

売上高:517億48百万円(前期比9.1%増)

セグメント利益:63億37百万円(前期比45.7%増)


・その他

売上高:89億96百万円(前期比10.3%減)

セグメント利益:19億83百万円(前期比38.1%減)

2026年度は売上高6,100億円の増収増益を計画

 2026年度(2027年3月期)の通期計画では、売上高6,100億円(前期比3.4%増)、営業利益530億円(同6.6%増)と、増収増益を見込んでいる。特別損失として、欧州での構造改革プロジェクトに伴う費用70億円を計上する方針だ。株主還元については、2025年度から実施している1株当たり110円の年間配当を継続する計画としている。