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システムユーザーレポート vol.55 ASSIST AUTO(モレノンⅢ)
ノリと勢いで独立し、はや14年月間20台以上を1人で処理する経営体制を構築
2026/11/02
ASSIST AUTO(アシストオート)
社長=猿澤秀一 所在地=大阪府摂津市鳥飼本町5-11-3
使用ソフト=モレノンⅢ
https://assistauto.crayonsite.info/
ASSIST AUTO(アシストオート)
19歳で業界入りし一度離れて再び戻る
猿澤秀一社長は19歳で鈑金塗装工場に入社し、腕を磨いてきた。当時の職場では社長との2人体制だったが、社員として働くことに違和感を感じ一度は業界を離れた。車屋とは無関係の仕事を約2年間転々としたが、いざ離れてみると「やっぱり車が恋しくてさみしくなった」。再び戻りたいと思った時、雇われる側では当時の繰り返しになると考え、28歳で独立を決断。
「自信は欠片もなかった。ノリと勢いだけ」と振り返る。独立時は結婚後で子宝に恵まれたものの、住宅購入によるローンが始まったばかり。収入のない空白期間があったにもかかわらず、猿澤社長の背中を押してくれた妻の存在は大きく、感謝は尽きないという。
独立にあたり最大の障壁となったのは物件確保であった。鈑金塗装業と伝えた途端、土地オーナーから断られるケースが相次ぐ。ようやく前テナントが整備工場だった準工業地域の現工場に辿り着いた。電気及びエア設備を残してもらい、リフトを撤去する半居抜きの形で始業した。
猿澤秀一社長
月間入庫20~30台を一人で回す現場力
しかし顧客はゼロ。業界を離れた期間に伝手はすべて途切れていた。唯一、携帯電話に残っていた塗料販売店の担当者に連絡を取ったのが再開の糸口となったという。その後は名刺を持ちながら近隣を回る地道な営業を繰り返した。
同社は今期で14年。鈑金塗装修理車のみを入庫し、月間20~30台を猿澤社長1人で処理する。8割以上は下請けで国産・輸入車の別なく請け負う。「忙しいのが嫌だから早く終わらせたい」という性格が、結果的に入庫から納車までのスピード対応に繋がっている。顧客からはその対応の速さと仕上がり品質が高評価を受け、入庫枠が空いたらにすぐ次が来るという好循環が生まれている。「顧客を不必要に待たせないようベストを尽くしているだけで、特別なことはしていないつもりだ」。
見積り風景
「ちょうどいい」を探す
以前は他社の見積りソフトを使用していたが、モレノンNEXT導入からモレノンⅢへ変更し今に至る。猿澤社長曰く、「トップ画面のデザインが気に入っており、操作感は慣れで補えると判断し導入した」。サポート体制については、「あまり使用しない機能の操作を忘れることはあるが、コールセンターや営業担当者に問い合わせれば解決するため、安心して使用することができる」。
「今後は仕事を減らしたい」と率直に語る猿澤社長。入庫台数を抑えつつ台当たり単価を上げることが理想だが、長年の付き合いがある業者からの依頼を断れない性格が、結果的に絶えない入庫を生み出している。レーバーレート及び工賃単価の引き上げも受け入れられているという。顧客へのていねいで真摯な対応を、信頼関係として積み上げ続けた証である。「ちょうどいい」着地点を模索しながら同社は次へ向かう。
測色機を用い効率的な調色作業を行う
※本ページは、月刊ボデーショップレポート 2026年10月号に掲載の記事を元にしています。
※掲載内容は、取材当時のものです。

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