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【車業界版・今日は何の日】7月17日は「4代目マツダ・○○○が生産開始された日」!現場で使える顧客トークネタ

塗装現場に革命を起こしたカラークリア技術

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2026/07/17

7月17日は4代目「マツダ・デミオ」の生産が開始された日

 2014年7月17日は、マツダの防府第1工場において、4代目となる「デミオ(DJ系、現在のMAZDA2)」の生産が開始された日。

 魂動デザインの採用とともに、マツダの塗装技術「匠塗 TAKUMINURI」の象徴とも言える「ソウルレッドプレミアムメタリック」がコンパクトカーに展開されたことは、自動車業界だけでなく補修塗装業界にも大きな波紋を呼んだ。



 ソウルレッドに代表される高彩度レッドの構造は、光を反射する「高輝度アルミフレーク層」の上に、赤色顔料を混ぜた半透明の「カラークリヤー」を重ねるという特殊な多層コートである。従来のソリッドやメタリックとは異なり、最終的な彩度と深みは「カラークリヤーを何回塗り重ねて、どのくらいの膜厚にするか」によって完全に変化する。少しでも吹きすぎれば黒ずみ、足りなければ下地が透けてしまうという、非常にシビアな技術が要求される。

 この塗膜構造により、隣接パネルとの色差をなくす「ボカシ塗装」の難易度は跳ね上がった。カラークリヤーのミストが飛散した部分から色が濁るため、極めて精緻なマスキングと、ミストをコントロールする専用の低圧スプレーガンの選定が必要となった。同時に、太陽光に近い演色性を持つLED調色ライトの導入など、工場の照明環境のアップデートも必須に。マツダがもたらした塗装革命は、結果として全国の鈑金塗装工場の設備と職人の技術レベルを引き上げる起爆剤となったのかもしれない。