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マツダ、CX-60 34,461台 リコール トランスミッション、エンジン、ダッシュ・エレクトリカル・サプライユニットなど複数の制御系に不具合 再始動できないおそれや、高電バッテリの冷却が機能しないおそれなど
2024/11/01
マツダは2024年10月31日、①②動力伝達装置(トランスミッション制御コンピュータ)、原動機(エンジン制御コンピュータ)、 ③原動機(エンジン制御コンピュータ)、電気装置(マイルドハイブリッド用バッテリ)、④ 電気装置(ダッシュ・エレクトリカル・サプライユニット)の複数の個所について不具合があるとして、、CX-60 34,461台のリコール(回収・無償修理)を国交省に届け出た。
<不具合の内容は次の通り>
①
マイルドハイブリッド車のトランスミッション制御コンピュータにおいて、クラッチ制御が不適切なため、モータによるEV走行中に停止したエンジンを再始動する際、モータとエンジンを繋ぐクラッチの締結タイミングがずれることがある。そのため、エンジンを再始動するためのピストン停止位置からずれて再始動できないおそれがある。
②
マイルドハイブリッド車のトランスミッション制御コンピュータにおいて、クラッチ制御が不適切なため、エンジンを停止してモータによるEV走行へ切り替わった直後に、停止したエンジンが再始動する際、モータとエンジンを繋ぐクラッチの締結タイミングがずれることがある。そのため、エンジン回転が上昇せず、再始動できないおそれがある。
③
マイルドハイブリッド車のエンジン制御コンピュータとマイルドハイブリッド用バッテリにおいて、バッテリ制御が不適切なため、バッテリ内部のセルに電圧差が生じることがある。そのため、そのまま使用を続けると電圧差が大きくなり、エンジン始動時に故障判定してエンジン警告灯が点灯し、メータに「ハイブリッドシステム異常」のメッセージが表示され、モータアシストが停止するおそれがある。有車速アイドリングストップ時に故障判定すると、最悪の場合、エンジンが再始動できずエンストするおそれがある。
④
ダッシュ・エレクトリカル・サプライユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、起動時の情報処理が終了せず、正常に起動しないことがある。そのため、メータに複数の異常メッセージが表示され、空調やシートベルトリマインダー、360°ビューモニタが機能しないおそれがある。また、エンジン警告灯が点灯し、高電圧バッテリの冷却も機能しないおそれがある。
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