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ながおテクノ:SCM420の平歯ギヤを用いた「クロスミッション」や容量UPオルタネーターなど競技用強化リビルト部品を出品【東京オートサロン2023】
新品の競技用強化「オリジナルドライブシャフト」とリビルト「ハイブリッドバッテリー」も出品
2023/02/22
2023年1月13~15日に千葉県の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2023」で、リビルト部品メーカーのながおテクノ(兵庫県尼崎市、宮脇康年社長)は、リビルト品の競技用強化マニュアルトランスミッションとオルタネーター、新品の競技用強化ドライブシャフトのほか、リビルト駆動用バッテリーを出品した。
東京オートサロン2023のながおテクノブース
ながおテクノが「クロスミッション」としてオートサロンの会場に展示していたのは、日産SR20型およびRB25型エンジン用と、トヨタ1JZ型エンジン用のリビルト5速MT。ギヤをSCM420(炭素含有量が0.18~0.23のクロムモリブデン鋼)の平歯ギヤに変更して耐久性を高めたほか、各段のギヤ比をクロスレシオ化することで、変速後にパワー/トルクバンドを外しにくくしている。
「クロスミッション」SR20用
このうちRB25用と1JZ用はさらに、「ヨーロッパメーカー使用の信頼あるギヤ製造メーカーを使用」(同社)することで、排気量が2.5Lと大きく、かつターボのブーストアップなどチューニングが施された両エンジンの大トルクにも耐えうる強度を確保した。
「クロスミッション」1JZ用
初代トヨタ86&スバルBRZ用に設定されている、新品の競技用強化「オリジナルドライブシャフト」は、シャフトやボールのほかインナー・アウターボードも、純正品に対し直径を拡大し形状も変更するなどして耐久性をアップ。
ケースとプーリー以外は全て新品に交換しているという競技用強化オルタネーターは、S15型日産シルビア/BNR34型日産スカイラインGT-R用が純正品の80Aから120A、FD3S型マツダRX-7用が同じく100Aから140Aへと容量アップしている。
「オリジナルドライブシャフト」、オルタネーター
以上はモータースポーツユースを主眼とした競技用で、ドライブシャフト以外はいずれも純正中古部品を強化品へとリビルトしたものだが、ながおテクノでは一般的な補修用リビルト部品も数多く手掛けている。
その中で、今回展示された「ハイブリッドバッテリー」として展開しているリビルト駆動用バッテリーは、専用テスターを用いてセル単位で点検・再活性化のうえ、再生できなかったセルは良品に交換している。
現在はトヨタ製ハイブリッド車用が中心のラインアップだが、今後はレクサス車用やBEV用なども展開していく計画を明らかにしている。
「ハイブリッドバッテリー」
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