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    塗装材料代の算出考察

    • #塗装
    • #見積り

    2024/01/12

    Q

    質問者
    KSさん

    塗装材料代を根拠あるものとして算出しようと考えております。
    以前回答されている通り、我々も実費計算を考えております(測色機のデーターを基に算出)。
    その際、副資材の材料費はどこまで計上できるのでしょうか?塗り指数や対応単価に含まれているものがあればご教授願います。
    マスキングに関わる資材(マスキングテープ、マスカー、スポンジ類他)、磨きに関わる資材(コンパウンド、各種ペーパー類、バフ類他)、塗装スタッフの環境衛生に関わる消耗品等、材料費に計上出来る範囲をご回答頂ければ助かります。よろしくお願い致します。

    A

    回答者
    プロトリオス

     ご質問ありがとうございます。塗装材料費について回答させて頂きます。
     ご自身で塗装材料費について算出されるという事は、非常に有意義な事かと思います。
     さて、今回ご質問頂いている塗装に関わる材料費についてですが、指数テーブルマニュアルに「すべての指数値に材料代は含みません」と記載がある事、また、塗装指数の作業範囲(仕上げのポリパテ塗布から磨きまで)にかかるものが対象となっている事はご存知かと思います。これに材料代の比率を掛けて計上するのが一般的で、マニュアルに記載されている通り、指数に材料代は含みませんので、副資材も何らかの形で請求する必要があるかと思われます。
     ご存知かと思いますが対応単価については、自社のレーバーレートが算出のもとになっています。レーバーレートについてはここでは細かい説明は省きますが、算出するには原価や作業時間等が必要です。塗装スタッフに限らず鈑金スタッフにも環境衛生に関わる設備や消耗品等が不可欠ですが、これらはレーバーレートに含まれるという考え方もあるようです。レーバーレートは対応単価の交渉時のもとになるような事を書きましたが、実際のところ、この対応単価の内訳に関しては、消耗品まで考慮しているのかどうか明確なものがありませんし、さらに、各保険会社、各アジャスターによっても認識の違いもあるようです。昨今の塗料や副資材費用等の高騰も含め、この機会にあらためてレーバーレートを見直してみるのも良いかもしれません。

    コメント

    • BSS佐野

      2024/03/30 11:29

      鈑金塗装工場の者です。

      弊社の例ですと、保険会社は塗装材料代の実額協定を嫌がる傾向にございます。
      そのため、1台1台どれくらい塗料を作成したか、という事について細かくしていく余力があれば良いのですが、結局のところ実額では協定していただけない、それならば細かく計算する時間すらも無駄、という事が発生しました。

      年間の作業台数にもよりますが、1台1台使用塗料について管理していくよりも、年間の塗装材料代仕入れ額と、塗装工賃を算出する方が容易ではないでしょうか。
      仕入れ価格に利益を載せ、工賃に対する平均的な割合を算出した後、重みづけをしてソリッド~3コートパール、高機能塗装に関しては別途実額や割合に載せる等、自社でやりやすい方法を取る方が現実的だと思いますし、
      一度計算すれば、仕入れ価格上昇等にも対応が容易で、年中毎日のように計算する必要は無いと考えられます。

      鈑金塗装工場の皆さんのご参考になればと思います。

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