Q&A 鈑金・塗装のご相談
部品入荷の遅れ
2022/06/22
Q
- 質問者
匿名希望さん
部品の欠品、バックオーダー等で入荷未定による作業の遅延が数回ありました。現在、入庫中の車両も修理で対応できない部品が入荷未定のため作業が停まっています。保険仕事の為、請求したいのですが無理でしょうか?
①バンパー内側の為破損した状態で、一旦組み納車、入荷後、もう一度入庫して頂き、再度組み替える脱着組み替え工賃を2回分の請求。
②そのままお預かりして、入荷まで待つ間(概ね2週間以上の場合)保管料の請求。工場が狭いので仕事の回転、保管の心配があります。
A
- 回答者
プロトリオス
ご質問ありがとうございます。部品入荷の遅れた時の工賃請求について回答させて頂きます。
まず、部品の入荷遅延にともなう追加費用についてですが、保管費用を請求したいという、お気持ちは理解出来ます。それを認めるアジャスターもなくはないようですが、少数派だと聞き及びます。否定派のアジャスターは、この事について、次のような見解を持っている場合が多いようです。
「直需の顧客に部品が入らなくて納期が延びた。車両の保管コストがかかるので、追加で費用計上したい、と普段から直需客に請求していますか、恐らくしていないですよね。ならば、我々、損保も同じように請求される根拠はありません。」
もちろん、これが全てではありませんが、残念ながら、多数派の意見のようです。普段からお付き合い出来ているアジャスターと相談するのは有りかもしれませんが、付き合いがないところに持ちかける場合は厳しい交渉になると思われます。
次に、部品遅延に伴う再脱着の場合ですが、顧客の要望で、修理が完了する前に納品という形になっているようなので、追加の費用計上は、カーオーナー自身が別途支払うというのが、一般的な見解ではないでしょうか。もちろん、部品の入荷遅延という不可抗力が原因ですから、交渉の余地はあると思われます。仮で納車する事により、代車費用が浮いているといったような、損保にとっても利益がある事柄を上げて説得する事で、認めてもらえる可能性もあるかと思います。
ご存知かと思いますが、年末年始やお盆休み等の長期休暇で自家用車を使いたい等の事情で、一定の時期には、時々、ある交渉事のようですので、交渉の内容次第では認めて貰える確率が増えるかもしれません。
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