Q&A 鈑金・塗装のご相談
レバレート簡易計算ツールの利益率について
2021/11/15
Q
- 質問者
maさん
御社で提供していただいているレバレート簡易計算ツールの最後に、「利益率」の入力項目がありますが、一般的に多くの板金塗装工場が想定している利益率というものは、あるのでしょうか。
参考:
レーバーレート計算ツールへのリンク
A
- 回答者
プロトリオス
ご質問ありがとうございます。利益率について回答させて頂きます。
『利益率』ですが、ご存知のように「売上」に対する「利益」の比率の事で、利益÷売上で算出しますが、例えば、高級車と一般的な軽四輪車では同じ作業でも費用が異なる様に、その仕事に対してどの程度の利益を想定するかは、工場の方針や作業方法等で異なります。従って、工場(作業)ごとに数値は違ってきますので、ここで、具体的な数値としてご報告出来かねます事をご了承下さい。ただ、工場経営に限らず、商売をする上で採算の取れる売上高を把握しておく事は非常に重要である事はおわかりかと思います。同時に利益(儲け)についても同様の事が言えます。
ある程度市場が成熟している現状の車体修理業界で利益を考える時、利益目標は会社全体で中長期的な事業戦略として計画し、目標とする売上高を達成するための体制や環境等を考慮して利益率を算出していく事が必要かと思います。鈑金塗装業界は「待ち」の業態が色濃く残っていますので、売上や利益の予測、次年度以降の予算だても難しいかとは思いますが、経営者として常に売上や利益に関わる数字を意識しておく事が重要な事はおわかりかと思います。
ご存知かも知れませんが、日本自動車整備商工組合連合会のホームページに「整備事業者の経営情報」というのがあり、その中に経営実態(経営指標)として、平成31年度の利益率が紹介されております。鈑金塗装業界の指標ではありませんが、業務上の参考にはなるのではないでしょうか。
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