Q&A　鈑金・塗装のご相談

回答者
プロトリオス

現在、塗装作業におけるマスキング部分の数値として、内板骨格パネルに関してのボデー部分（ピラー）は外板パネル塗装にも関わり、塗り数値や塗色による範囲増加分は加算基礎数値の中に含まれます。一方、エンジンルームに関しては指数テーブルマニュアル（2018年版）のQ40（P.185）記載のように、単独の補修塗装指数は設定されていないので、調色時間と含めた準備時間を考慮し適宜工数により算定して下さい。またマスキングに関しても構造等を考慮し別途加算して下さい。

つぎに樹脂バンパー補修塗装指数ですが、これは新品・補修問わずバンパーをボデーから取り外して一本塗りすることが前提として考えられており、指数テーブルマニュアル（2018年版）P.113、114の作業工程に記載しているように、下塗り工程のプラサフ塗装のマスキングは指数に含まれます。その他に樹脂バンパーにマスキングが必要となるのはバンパー2色の場合や黒ライン入れの場合で、この数値はこれらを含んだ「別色塗装割増」として指数設定されています。
また、それ以外としては、一本塗りをするのではなく、バンパー内でぼかして部分塗装を行なう場合が考えられますが、この場合は指数が設定されていませんので、別途加算要素を考慮する必要があります。