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    高機能塗装

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    2018/10/26

    Q

    質問者
    AJさん

    2コートソリッドの場合の高機能塗装について教えていただきたいです。

    従来の高機能と、スクラッチの場合に2コートソリッドを付加する場合としない場合の違いがいまいちわかりません。

    他者も質問していましたが。もう少し掘り下げて説明いただけますでしょうか。

    A

    回答者
    プロトリオス

    まず、高機能塗装と言われる、フッ素や耐スリ傷性クリヤーについて説明させて頂きます。
    例えば、メタリック/2コートパール/3コートパールの場合、本来のトップコートであるノーマルクリヤーの上に、さらに高機能クリヤーを塗布する作業です。
    また、ソリッドの場合はカラーベースの上に高機能クリヤーを塗布します。
    従って何れの場合もこの分の塗装と磨き等の作業増加分を割増数値として加算します。

    次に、スクラッチ塗装ですが、メタリック/2コートパール/3コートパールの場合、本来のトップコートであるノーマルクリヤーの替わりに、スクラッチクリヤー(ASAPクリヤー)を塗布する作業です。
    すなわちノーマルクリヤーがスクラッチクリヤーに置き換わるという事ですので、割増数値としては磨き等の作業増加分のみが加算される事になります。
    一方、ソリッドの場合は、元々トップコートであるノーマルクリヤーが塗布されていませんので、その割増分を加算しなければなりません。もちろん、実作業としてはノーマルクリヤーを塗布しないでカラーベースに直接スクラッチクリヤーを塗布するのですが、数値としてはノーマルクリヤーが塗布されている事が前提となる為、作業増加分だけ不足となります。それゆえに、作業するパネルごとに2コートソリッド割増が計上出来ます。加算基礎数値もクリヤー調合分が不足しており、その分を加算する必要があります。
    高機能塗装で2コートソリッドの付加数値を割増計上出来るのは、スクラッチ塗装で指数設定されている場合だけです。
    なお、2コートソリッドの割増数値は、ルーフ0.30、ルーフ以外のパネル0.10、加算基礎数値は0.10(1回だけ)となっています。

    ●ソリッド塗装(2コートソリッド)で高機能塗装(スクラッチシールド)がある場合の計上例
    パネルの塗り数値+高機能塗装塗り数値+高機能塗装用加算基礎数値+2コートソリッド割増(加算基礎数値+取替or修正パネル分数値)

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