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    指数どんな事故でも対応する?

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    2012/07/17

    Q

    質問者
    RSWさん

    ご質問いたします。
    いたずらキズや飛び石などの大きな板金を必要としない事故に対しても指数は対応しているのでしょうか?
    例えば軽自動車いたずらキズ3コートパールでフロントドアに前から後ろまで線キズが有るとします。線キズなのでドアパネルの1/3程度でサフ下処理は完了します。ここから塗装になるのですが、塗る面積はフロントフェンダーからリヤドアまでとなります。
    この塗装料金43000円(レートによる)ぐらいが指数使用して算出できますが、え!安すぎる材料代も込みでこの価格が出てきます。3コートでこの価格ですからメタ・2コートパール・ソリッドはもう少し低くなります。
    これ指数対応していますか?
    宜しくお願いします

    A

    回答者
    プロトリオス


    指数は、事故車修理に基づいて運用されることで策定されたものです。
    「いたずらキズ」や「飛び石」などで発生した傷の修復には、基本的にそのまま用いることはできません。

    それでも、指数を用いたうえで協定を行うのであれば、それはそのルールに従わざるを得ないとしか言いようがありません。
    しかし現実として、このようなケースにおいて指数を用いたうえで協定を行うことも多々あるかと思います。

    ご質問内容より、
     ・線キズはフロントドアパネルのみ
     ・下処理の面積はパネルの1/3
     ・塗膜は3コートパール

    よって、上記内容で運用したとすれば計上できる指数値は、
     ・フロントドア修正1/3の指数値
       (線キズですので、敢えて上塗り面積を1/3としました)
     ・修正パネルの単体塗装「+0.40」
     ・加算基礎数値1枚の指数値(速乾であれば4.20、2Kは4.00)
       (フロントフェンダとリヤドアのボカシ部は加算基礎数値に含まれます)

    ただ、その「線キズ」が深い場合など、「補修塗装指数」では収めることができないケースも考えられます。
    ポリパテ1回の作業でプラサフに移られたのであれば問題ありませんが、それ以上であれば「外板板金修正指数」を加味したうえでの運用が必要となります。
    自研センターの定める塗装工程は、「ポリパテは3回」と設定されています。補修塗装指数における修正パネルは、その最後の1回だけを含んでいます。それ以上のパテの作業が発生したのであれば、適宜工数を算出されたうえで別途計上できる可能性もあるかと思います。

    また、線キズが何本にも及んで上塗りの面積が1/3を超えているのであっても適宜算出したうえ加算されてはいかがでしょうか。

    なお、ご質問にて記していただいた「塗装料金43,000円」に関しては、車種や御社のレーバーレート、材料代が分かりかねますので何とも申せません。ご理解のうえご了承ください。

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