Q&A 鈑金・塗装のご相談
塗装の加算基礎について
2024/02/05
Q
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質問者
kkさん
加算基礎数値は準備作業、調色作業、塗膜加算で構成されているとありますが、準備作業、調色作業はなんとなくわかるのですが、塗膜加算とはどういう内容の意味でしょうか?
A
- 回答者
プロトリオス
ご質問ありがとうございます。加算基礎数値の塗膜加算について回答させて頂きます。
塗膜加算ですが、指数テーブルマニュアルに以下のように書かれています。
塗膜加算は、ソリッドでは発生しないぼかし塗りに関する作業(マスキングの増加分、ぼかし塗り作業、ぼかしパネルの磨き作業等)やコート数(パールベース、クリヤ)の増加分をとりまとめたもので、ソリッド以外の塗装に設定しています。
作業量は、塗膜の種類によって異なるため、塗膜の種類それぞれに設定しています。
ぼかしの作業量は、ぼかし作業する隣接パネルの組み合わせにより異なりますが、利便性を考慮して、幾つかの修理形態による作業を平均した作業量を塗膜加算としています。
『指数テーブルマニュアル(2022年10月発行)』より抜粋
いわゆる、隣接パネルへの「ぼかし塗装」の事を言っているのですが、一般塗装(高機能塗装以外の塗装)では「塗膜加算(ソリッド以外)」として加算基礎数値に含まれます。なお、ご存知かと思いますが、加算基礎数値には、一般塗装用と高機能塗装用の2種類設定されており、高機能塗装の有無によって適用する数値が変わりますので、注意が必要です。