Q&A 

内板骨格修正のみ塗装の場合の指数の考え方

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2014/02/02

Q

質問者
小川さん

外板パネルに損傷は無く、ラジエータサポートのみに限定され、塗装はラジエータサポート全体の補修塗装数値1.2が必要であり、骨格部の塗装はソリッド、材料割合12%、対応単価¥7.000-であった場合、最終的な塗装費用は幾らになりますでしょうか。加算基礎数値1.5、単体パネルの加算0.4、また、準備0.5や調色0.4とした場合、これらをどこまで加算できるのか、算出根拠と併せてご教授お願い致します。

A

回答者
プロトリオス

 指数の運用は事故車修理を前提としていますので、内板骨格修正パネル補修塗装指数のみを用いて工賃を算出したとしても、あくまで対応外であり、明確な根拠等は存在しないことをまずご了承ください。

 指数テーブルマニュアルにおいても、エンジンルーム単独塗装場合は内板骨格パネル補修塗装指数では対応できない旨の記載がありまが、併せて内板骨格単独で塗装する場合は調色時間と準備時間を考慮し適宜工数により算出するとも書かれています。
(指数テーブルマニュアル「指数Q&A」 2013年発行 181頁)

 ただ、加算基礎数値(1.50)と単体塗りの加算分(0.40)は、外板パネル補修塗装指数を運用するうえでのことですので今回の場合、計上は難しいと思います。

よって、
 ラジエータサポートの塗り数値:1.20
 準備時間:0.50(※)
 調色時間:0.40
 材料代
のみでの算出になるかと思います。

(※)加算基礎数値の内訳として、速乾ソリッドの場合、準備時間が占める時間配分は約半分とされていますので、この数値を若干見直されてもよいかと思います。