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ホンダZR-V(RZ3・4・5・6)BPのポイントは?【売りたい車図鑑】
1500MPa級ホットスタンプ材を前席まわりの骨格に多用。構造用接着剤使用部位をフロアまわりの広範囲に使用
2025/01/18
【BPのポイント】
現行11代目シビック(FL1・4・5)と同じく「新世代プラットフォーム」を採用。
骨格はフロントピラー上部~ルーフサイドメンバー、センターピラー上側~中央、サイドシルアウターなどに1500MPa級のホットスタンプ材、フェンダーエプロンやフロントピラー下部、サイドシルインナー、前席フロア下のメンバーなどに980MPa級の超高張力鋼板を多用している。
ホンダZR-Vの高張力鋼板使用部位
さらに、フロアまわりを中心に、構造用接着剤使用部位を使用。ボディの広範囲を面接合とすることで、動的な剛性感を大幅に向上させた、としている。
ホンダZR-Vの構造用接着剤使用部位
加えて、サスペンションを狙い通りに動かせる支持剛性を確保しながら、しならせるべき箇所はしならせて安心感を高めるべく、ボディ剛性のバランスを取る設計思想を採り入れている。
ホンダZR-Vのボディ剛性バランス適正化イメージ図
外装はガソリン車、ハイブリッド車「e:HEV」とも、上級グレード「Z」系と標準グレード「X」系とで二分され、また「e:HEV」両グレードに設定されている特別仕様車「ブラックスタイル」でも仕様が分かれる。
前後バンパーのガーニッシュおよびコーナープロテクター、ホイールアーチプロテクター、サイドシルガーニッシュは、「Z」系がカラード(ボディ同色)となる一方、「X」系はツヤなしブラックに。「ブラックスタイル」はNH-731Pクリスタルブラック・パールに塗装される。
ドアミラーとアウタードアハンドルは、「ブラックスタイル」のみNH-731Pクリスタルブラック・パールに塗装され、他はカラード(ボディ同色)。
ドアモールディングは「Z」系が「ブラックスタイル」を含めてグロスブラックで、「X」系は「ブラックスタイル」を含めてツヤなしブラックとなる。
リアバンパーロアーガーニッシュは「Z」系が「ブラックスタイル」を含めてエキパイフィニッシャー内蔵型、「X」系は「ブラックスタイル」を含めてエキパイフィニッシャーがないタイプを装着。カラーは「ブラックスタイル」がNH-720Mダスクグレー・メタリック、他はNH-655Mアバンギャルドグレー・メタリックとなる。
18インチアルミホイールは形状こそ全車共通だが、「Z」系はNH-547ベルリナブラック塗装+切削加工、「X」系はピューターグレー(メタリックの表記なし。ありの場合のカラーコードはNH-537M)塗装、「ブラックスタイル」はNH-547ベルリナブラック塗装が施される。
そのほか、親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス+熱線入りフロントウインドウをセットにした「コンフォートビューパッケージ」が4WD車全車に標準装備されるが、FF車にはオプションでも設定されていない。
ホンダZR-V e:HEV X(FF)のリヤまわり。写真のボディカラーはR-578Mプレミアムクリスタルガーネット・メタリック
設定ボディカラーは以下の通り。2025年1月時点では全6色が設定されている。
《設定ボディカラー》
・R-578Mプレミアムクリスタルガーネット・メタリック
(3コートメタリック。新開発色)
・G-553Pノルディックフォレスト・パール
(新開発色。「ブラックスタイル」は選択不可)
・NH-883Pプラチナホワイト・パール
(3コートパール)
・NH-905Mスーパープラチナグレー・メタリック
・NH-731Pクリスタルブラック・パール
・B-625Mプレミアムクリスタルブルー・メタリック
(3コートメタリック。「ブラックスタイル」は選択不可。2024年8月頃設定廃止)
・B-610Mミッドナイトブルービーム・メタリック
(3コートメタリック)
(文=遠藤正賢 写真・図=本田技研工業)
ホンダZR-V e:HEV Zブラックスタイル(FF)のフロントまわり。写真のボディカラーはB-610Mミッドナイトブルービーム・メタリック
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