JOURNAL 最新ニュース
日産フェアレディZ(ZR34)整備のポイントは?【売りたい車図鑑】
タイヤサイズが前後共通のグレードもホイールインセットが異なるためタイヤローテーション不可
2024/10/31
【整備のポイント】
エンジンはグローバルでVR30DDTT型3.0L V型6気筒DOHC直噴ツインターボを搭載。標準モデルの最高出力は298kW(405ps)/6400rpm、最大トルクは475Nm(48.4kgm)/1600-5600rpm。「ニスモ」の最高出力は309kW(420ps)/6400rpm、最大トルクは520Nm(53.0kgm)/2000-5200rpmとなる。
エンジンオイルは「日産純正SPストロングセーブ・X 0W-20」が指定銘柄とされている。また、エンジンおよびインタークーラーの冷却水はいずれも「日産純正スーパーロングライフクーラント」が指定銘柄とされている。なお、市販されている水漏れ防止剤などの添加は「走行用モーターやインバーターなどが破損するおそれがあるため」不可とされている。
トランスミッションは6速MTと9速ATがあり、「フェアレディZ」(以下、標準仕様)と「バージョンST」「プロトスペック」は双方から選択可能。「バージョンS」は6速MTのみ、「バージョンT」と「ニスモ」は9速ATのみが用意される。
なお、「バージョンS」「バージョンST」「プロトスペック」「ニスモ」には、メカニカルLSDが標準装備される。
6速MT車のミッションオイルは「日産純正ミッションオイルGL-4(API:GL-4、SAE:75W-85)、9速AT車のATフルードは「日産純正マチックフルードp」が指定銘柄。特に9速ATは「指定以外のオイルは損傷のおそれがあるため使用不可」とされている。
デフオイルはメカニカルLSDの有無によって指定目柄が異なる。なしの場合は「日産純正ハイポイドフルードS1(API:GL-5、SAE:75W-80)」、ありの場合は「日産純正デフオイルハイポイドLSD 80W-90(API:GL-5、SAE:80W-90)」となるので注意が必要だ。
エアコンの冷媒はHFC-134aで容量は500g、エアコンコンプレッサーオイルはPAG(ポリアルキレングリコール)。バッテリーはエンジンルームのバルクヘッド寄り・助手席側に装着される。

日産フェアレディZバージョンST(9速AT車)のエンジンルーム。バッテリーはバルクヘッドの助手席側、ブレーキフルードタンクは同じく運転席側に備わる
フェアレディZはグレードによって装着されるタイヤ・ホイール・ブレーキが異なるのも大きな特徴。
標準仕様と「タイプT」は前後とも245/45R18 96Wのヨコハマ・アドバンスポーツV107を装着。だが18インチアルミホイールは前後でインセットが異なり、フロントが34、リヤが15となっているため、タイヤローテーションを行うことはできない。ブレーキはフロントが鋳鉄製片持ち2ピストンキャリパー&直径12.6×厚さ1.1インチローター、リヤが鋳鉄製片持ち1ピストンキャリパー&直径12.1×厚さ0.6インチローターの組み合わせ。
「バージョンS」「バージョンST」はフロントに255/40R19 96W、リヤに275/35R19 96Wのブリヂストン・ポテンザS007を装着。レイズ製19インチアルミ鍛造ホイールはフロントが10Jのインセット33、リヤが10.5Jのインセット23となっている。ブレーキはフロントがアルミ製対向4ピストンキャリパー&直径14.0×厚さ1.3インチローター、リヤがアルミ製対向2ピストンキャリパー&直径13.8×厚さ0.8インチローターの組み合わせ。

「バージョンST」のフロントタイヤ・ホイール・ブレーキ
「ニスモ」はフロントに255/40R19 100Y XL、リヤに285/35R19 103Y XLのダンロップSPスポーツMAXX GT600を装着。レイズ製19インチアルミ鍛造ホイールはフロントが9.5Jのインセット40、リヤが10Jのインセット30となっている。ブレーキはフロントがアルミ製対向4ピストンキャリパー&直径15.0×厚さ1.3インチローター、リヤがアルミ製対向2ピストンキャリパー&直径13.8×厚さ0.8インチローターの組み合わせ。
ブレーキフルードおよび6速MT車のクラッチフルードはいずれも「ブレーキフルードR35スペシャル2」が指定銘柄で、他のフルードとの混用が禁止されている。

「バージョンST」のリヤタイヤ・ホイール・ブレーキ
ADASに関しては、ウィンドシールド上端中央の単眼カメラとフロントグリル内部のミリ波レーダー、前後各4個のソナー、リヤバンパー内側両端のサイドレーダー、バックビューモニターカメラで構成される。設定される主な機能は以下の通り。
【全車標準装備】
・インテリジェントクルーズコントロール
・インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)
・インテリジェントエマージェンシーブレーキ
・LDW(車線逸脱警報)
・BSW(後側方車両検知警報)
・RCTA(後退時車両検知警報)
・フロント&バックソナー
・ヒルスタートアシスト
・ハイビームアシスト

日産フェアレディZバージョンST(9速AT車)のフロントまわり。単眼カメラはウィンドシールド上端中央、ミリ波レーダーはフロントグリル中央、ソナーはグリル内に2個とバンパー左右に2個ずつ装着される
【9速AT車にのみ標準装備】
・踏み間違い衝突防止アシスト
(文・写真=遠藤正賢)

日産フェアレディZバージョンST(9速AT車)のリヤまわり。ソナーはバンパーに4個、サイドレーダーはバンパー左右に1個ずつ装着される
あなたにおすすめの記事
-
第61回「整備需要等の動向調査」の集計結果を発表
2026/09/11
-
黄色のセンターライン「半数を白線に塗り直す」警視庁の異例対応 自転車追い抜き新ルールが生んだ別の交通違反発生の矛盾
2026/09/11
-
日産の国内100万台生産と工場再編、事業再構築がもたらす競争力強化の行方
2026/09/11
-
【車業界版・今日は何の日】9月11日は「公衆電話の日」!現場で使える顧客トークネタ
2026/09/11
-
話題沸騰中! 「8番出口」の元ネタでもある世界的大ヒット都市伝説ムービーが日本に上陸「バックルームズ」
2026/09/10
-
9月18日緊急開催!! 事故車見積りの常識が変わる「事故車見積りフォーラム」【随時更新】
2026/09/09