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ホンダ・ステップワゴン(RP6・7・8)の特徴は? BP・整備・車販のポイントは?【売りたい車図鑑】
プラットフォームを踏襲するも内外装は激変し3ナンバー化。1.5Lターボと2.0L「e:HEV」を設定
2024/01/30
【車両の特徴】
子育てファミリーをメインターゲットとしたミッドサイズミニバン。2022年5月26日、現行6代目へとフルモデルチェンジされた(翌27日発売)。2023年4月21日に価格改定(値上げ)を実施している。
ホンダ・ステップワゴンe:HEVスパーダプレミアムライン。撮影車両のボディカラーはNH-905Mスーパープラチナグレー・メタリック
パワートレインは先代と同様に、1.5L直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジン+CVTと、2.0L直列4気筒NA(自然吸気)アトキンソンサイクルエンジン+2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」の2種類を設定。いずれも現行11代目シビックに準じた最新仕様になっているが、1.5Lターボは車両の性格に合わせてレギュラーガソリン仕様(シビックはハイオクガソリン仕様)とされている。
2代目ステップワゴンを彷彿とさせながらもシンプルかつ上質に仕上げられたエクステリア
プラットフォームは2005年5月発売の3代目を祖とするステップワゴン独自の「低床・低重心プラットフォーム」を踏襲するも、先代5代目より全長を標準仕様(=現行モデルは「エアー」)で110mm、エアロ仕様「スパーダ」で105mm延長。全幅を全車とも55mm拡大し1750mmとしたことで、完全に3ナンバー枠のボディサイズへ移行した。
ボンネットの見えやすさと死角の少なさに最大限配慮して設計された運転席まわり
ボディタイプは先代と同じく、新たに「エアー」の名称が与えられた標準仕様とエアロ仕様「スパーダ」の2本立て。「スパーダ」には専用の外装加飾とシート表皮を持つ上級モデル「スパーダプレミアムライン」がある。それぞれにグレードの設定はなく、計3タイプ×パワートレイン2種類のモデル構成となっている(福祉車両除く)。なお、先代5代目を良くも悪くも特徴づけていた、縦にも横にも開くバックドア「わくわくゲート」は廃止された。
1列目は座面がやや小ぶりでヒップポイントの落とし込みが少なく、クッションの反発力も強め。2列目は写真のキャプテンシートでも若干小ぶり。3列目はシートアレンジ優先ではあるものの長時間でなければ大人の男性でも苦痛はさほど感じにくい
内外装のデザインは、ホンダの最新デザインフィロソフィに沿った、シンプルかつ上質なものへ一新。とりわけエクステリアは2001年4月発売の2代目をモチーフとしたデザインが随所に採り入れられている。
【撮影車両主要諸元】
●グレード・型式
e:HEVスパーダプレミアムライン(FF)・6AA-RP8
●全長×全幅×全高
4830×1750×1845mm
●ホイールベース
2890mm
●最低地上高
150mm
●車両重量
1840kg
●乗車定員
7人
●エンジン種類・排気量
直列4気筒DOHC・1993cc
●エンジン最高出力
107kW(145ps)/6200rpm
●エンジン最大トルク
175Nm(17.8kgm)/3500rpm
●モーター最高出力
135kW(184ps)/5000-6000rpm
●モーター最大トルク
315Nm(32.1kgm)/0-2000rpm
●WLTCモード燃費
19.5km/L(総合)
19.3km/L(市街地)
20.7km/L(郊外)
18.9km/L(高速)
●燃料種類・タンク容量
無鉛レギュラーガソリン・52L
●最小回転半径
5.7m
●サスペンション(前/後)
マクファーソン式/車軸式
●ブレーキ(前/後)
ベンチレーテッドディスク/ディスク
●タイヤサイズ(前後)
205/55R17 95V
●車両本体価格
391万2700円
●装着メーカーオプション
設定なし
●装着ディーラーオプション(価格は取付工賃別)
・ドライブレコーダー(フロント用・DRH-224SD・32GBキット。3万4100円)
・フロアカーペットマット(プレミアムタイプ・e:HEV・キャプテンシート車用。6万2700円)
(文・写真=遠藤正賢)
床下収納が可能な3列目シートは競合車にはないステップワゴンならではの特徴。3列目使用時は床下収納部を日常の買い物や長尺物の置場として活用できる
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