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日本自動車車体補修協会(JARWA)が 小規模事業者持続化補助金サポート開始

整備・鈑金事業者の経営強化を支援

  • #ニュース

2025/10/14

一般社団法人日本自動車車体補修協会(JARWA)は、整備・鈑金事業者を主な対象とし、「小規模事業者持続化補助金」の申請サポートを始めた。少額の設備導入など、売上向上を目指す小規模事業者の持続的な経営発展を後押しするのが狙いだ。

補助上限250万円 販路開拓を支援

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が作成した経営計画に基づき、販路開拓や生産性向上の取り組みにかかる費用の一部を国が補助する制度だ。

JARWAは、会員事業者がこの補助金を活用できるよう、サポート体制を構築した。補助対象となる取り組みは、ウェブサイト制作、チラシ作成、店舗改装など幅広い。基本的な通常枠の補助上限額は50万円(補助率2/3)となっている。

特に注目されるのは、特定の要件を満たすことで補助額が大幅に引き上げられる「特例」だ。

  • インボイス特例(インボイス発行事業者へ転換):最大100万円
  • 賃金引上げ特例(事業場内最低賃金引上げ):最大200万円
  • 両特例併用:最大250万円

申請サポートで採択を後押し

同補助金の採択率は37%程度と決して高くはないため、綿密な経営計画と申請書類の作成が不可欠だ。

JARWAは、申請手続きに不慣れな事業者のために、専門家による申請書類作成サポート(有料)を提供し、採択の可能性を高めるとしている。

第18回受付のスケジュールは、「事業支援計画書」の締切が2025年11月18日(火)、電子申請の締切が同年11月28日(金)と設定されている。JARWAは、計画書作成に時間を要するため、早期の準備と申請を呼びかけている。

<同社特設ウェブサイト>

https://jarwa.jp/zizokuka/index.html