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第61回「整備需要等の動向調査」の集計結果を発表

整備士「不足」は深刻なまま、景況感は4年ぶり悪化

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2026/09/11

 日本自動車整備振興会連合会(喜谷辰夫会長、日整連)はこのほど、第61回「整備需要等の動向調査」の集計結果を発表した。この調査は、自動車整備業界の発展に資するため、整備事業場における需要動向を半年ごとに把握するものである。調査は2026年7月に行われ、全国の専業認証工場263、専業指定工場428、ディーラー指定工場327の計1,018事業場から回答を得た。


 それによると、2026年1月~6月期における総整備売上高DI※はプラス15.4となり、前期(2025年7月~12月)のプラス21.5から6.1ポイント低下した。プラス圏は維持したものの、業態別に見ると、専業認証が5.2ポイント低下してマイナス2.3、専業指定が10.0ポイント低下してプラス7.7、ディーラーが1.7ポイント低下してプラス39.8と、すべての業態で悪化を示した(表1)。


※DI=プラス成長(景況感DIでは「かなり良い」+「やや良い」、過不足DIでは「過剰」+「やや過剰」)と回答した事業者の割合-マイナス成長(景況感DIでは「かなり悪い」+「やや悪い」、過不足DIでは「不足」+「やや不足」)と回答した事業者の割合


 同期の総入庫台数DIはマイナス8.9で、前期のマイナス2.1から6.8ポイント低下し、2半期連続でマイナス圏となった。業態別では、専業認証が3.5ポイント低下してマイナス7.2、専業指定が10.1ポイント低下してマイナス3.5、ディーラーが5.3ポイント低下してマイナス17.4となり、こちらもすべての業態で悪化し、マイナス圏に落ち込んだ。


 今後半年間(2026年7月~12月)の見通しについても、予想総整備売上高DIはプラス2.3(前回調査時プラス7.9)、予想総入庫台数DIはマイナス17.2(同マイナス7.9)と、ともに悪化が見込まれる。業界全体の現在の景況感を示すDIもマイナス32.1と、前回調査のマイナス27.1から5.0ポイント低下し、4年ぶりの悪化となった。


 一方で、整備士(労働力)の過不足感DIは、前回調査のマイナス68.2から6.9ポイント上昇し、マイナス61.3と1年ぶりに改善した(表2)。業態別に見ても、専業認証が5.3ポイント、専業指定が9.1ポイント、ディーラーが5.6ポイントと、それぞれ上昇している。ただし、DI値はいずれも大幅なマイナス圏にあり、依然として人手不足が深刻な状況に変わりはない。特にディーラーはマイナス74.4と、強い不足感が続いている。


 2026年1月~6月の期間に整備士の求人募集を行った事業場の割合は、全体の57.7%で、前期調査時より2.3ポイント低下した。業態別の実施率を見ると、専業認証が21.3%、専業指定が58.7%、ディーラーが85.9%となっており、すべての業態で実施率が低下した。


 募集経路(複数回答)については、全回答事業場に占める割合で「ハローワークに求人申込」(42.6%)が最多であった。次いで「自社ウェブサイトに掲載」(26.9%)、「民間求人サービスに掲載」(22.1%)の順となっている。


 今回の調査結果は、売上高や入庫台数の実績および見通しが悪化する一方で、構造的な課題である整備士不足が依然として深刻であることを示している。景況感が4年ぶりに悪化する中、人材確保と需要喚起の両面での取り組みが、業界にとっての喫緊の課題となりそうだ。