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「サポカー2.0」へ進化、国土交通省が先進安全技術の対象装置を拡大し普及促進へ

サポカー2.0の背景や対象装置の概要、今後の取り組みを整理

  • #ニュース

2026/07/26

 7月24日、国土交通省は安全運転サポート車(以下、サポカー)の対象装置を拡大し、新たに「安全運転サポート車(Ver.2.0)」として普及促進を図ると発表した。
 最大の特徴は、従来のサポカー1.0にはなかった“ドライバーモニタリングシステム”や“ドライバー異常時対応システム”といった、より高度な先進安全技術が対象装置に加わった点。


参考資料:国土交通省、「サポカーがVer.2.0に進化します!
~更なる高齢運転者の交通事故削減に向けて~」


2017年から続く取り組みの発展形

 国交省は、高齢運転者の事故防止を目的として、2017年よりサポカーの普及に取り組んできた。衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置などの先進安全技術を搭載した車両の普及が柱である。

 6月には、交通政策審議会陸上交通分科会自動車部会が「交通事故のない社会を目指した今後の車両安全のあり方について」をとりまとめた。この中で近年の技術進歩を踏まえ、サポカーの対象装置の性能向上や拡大を検討すべきとの方向性が示されていた。
 今回の「サポカー2.0」はこの提言を受けた具体的な施策になる。


サポカー2.0の対象装置は3段階構成

 サポカー2.0は「ベーシックⅠ」、「ベーシックⅡ」、「ベーシックⅢ」の3段階構成。段階が上がるほど搭載する先進安全技術が高度となる。

ベーシックⅠ

・道路標識注意喚起装置(道路標識を検知し、運転者に注意喚起)
・先進事故自動緊急通報装置(事故の発生場所や乗員の傷害予測等を自動的に通報)
・衝突被害軽減ブレーキ(対夜間歩行者)
・ペダル踏み間違い時加速抑制装置(対歩行者)
・車線逸脱警報装置
・先進ライト

 先進事故自動緊急通報装置は、エアバッグの展開情報を基に乗員の傷害状況や位置情報などをコールセンターへ自動通報し、消防指令センターや救急医療機関、ドクターヘリ及びドクターカーと連携する仕組みである。
 なお、衝突被害軽減ブレーキとペダル踏み間違い時加速抑制装置は、サポカー1.0よりも高性能な装置が対象となる。

ベーシックⅡ

 ベーシックⅠの対象装置に加え、ドライバーモニタリングシステムを搭載。運転者のわき見や居眠りなどを検知して注意喚起をする。

ベーシックⅢ

 ベーシックⅡの対象装置に加え、ドライバー異常時対応システムを搭載し、運転者の異常を検知した場合に車両を自動的に停止させる。


「サポカー2.0」のコンセプト



新ロゴを作成し普及啓発へ

 国交省は今後、新たにサポカー2.0のロゴを作成し、普及啓発活動に使用していく方針である。詳細が決まり次第、同省Webサイトで公表するとしている。
 現場では、ドライバーモニタリングシステムやドライバー異常時対応システムなど、新たに対象となった装置の構造や点検方法への理解が求められることになる。