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【車業界版・今日は何の日】9月17日は「モノレール開業記念日」!現場で使える顧客トークネタ

レーンキープの誤作動と、事故修復後の「4輪アライメント」

  • #トピックス

2026/09/17

■ 9月17日は「モノレール開業記念日」
 1964年9月17日は、日本初の本格的な旅客用モノレールである「東京モノレール(浜松町〜羽田間)」が開業した日。
 敷かれた軌道(レール)の上を正確に走り続けるモノレールの技術は、現代の自動車における「レーンキープアシスト(車線維持支援システム)」の姿と重なる。しかし、ユーザーが足回りを縁石にヒットさせたり、側面衝突事故を起こしたりした修理の後に、「車線の中央を走らなくなった」「直進しているのにハンドルが少し傾いている」といった違和感を訴えるトラブルが発生している。


■ サスペンション・ジオメトリーと「スラスト角」の狂い
 足回りに強い衝撃を受けると、サスペンションを構成するロアアームやタイロッド、ショックアブソーバーなどがわずかに変形する。これにより、タイヤが路面に対して接地する角度(キャンバー角)や、進行方向に対するタイヤの向き(トー角)といった「ジオメトリー」が狂ってしまう。特に深刻なのが、後輪の進行方向を示す「スラスト角」のズレである。後輪の向きが車の中心線からわずかでも斜めに向いていると、車は常にカニ歩きのように斜めに進もうとする。ドライバーは無意識にハンドルを逆方向に切って直進を保とうとするため、ハンドルのセンター位置がズレるのである。


■ カメラの錯覚を防ぐ「3Dアライメント」とエーミングの連動
 この状態のまま走行すると、フロントガラスに装着されたADASカメラは「車は直進しているのに、白線が斜めに迫ってくる」と錯覚し、レーンキープアシストが誤作動を起こして不要なステアリング制御を介入させてしまう。車両修理の現場では、足回りや骨格にダメージが及んだ車両に対し、「4輪3Dアライメントテスター」を用いた精密な足回り調整を行う。
 各ホイールに取り付けたセンサーでミリ単位のズレを可視化し、タイロッドエンド等を調整してメーカーの規定値(スラスト角ゼロ)に補正する。足回りの物理的な軌道(レール)を完璧に修正した上で、最後にカメラの「エーミング(電子的な視界校正)」を行う。物理の補正と電子の校正が完全に同期して初めて、最新車両は安全な軌道を取り戻すのである。