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損保ジャパン・SOMPOリスク・TrendAI、サイバー保険契約者向けに「ASM」の提供を開始

IT資産の脆弱性管理と未然防止を包括サポート 12月1日より提供スタート

  • #トピックス

2026/11/04

 損害保険ジャパン、SOMPOリスクマネジメントおよびトレンドマイクロの法人向けブランドであるTrendAIは、損保ジャパンのサイバー保険契約者に対してASM(Attack Surface Management)の提供を12月1日から開始する。

 同サービスにおけるASMとは、インターネットに公開されている企業のIT資産(サーバー、クラウド、ドメインなど)を対象に、外部の攻撃者と同じ視点から脆弱性などのリスクを探索・監視するソリューション。同サービスでは、TrendAIの「TrendAI Vision One™」が提供するASM機能を活用する。


■提供の背景と目的

 近年、フロンティアAIの台頭もあり、サイバー攻撃の手法が高度化・巧妙化しており、企業の抱えるサイバーリスクは一層深刻化している。警察庁に報告された国内のランサムウェア被害件数は2025年に226件に達しており、依然として高水準で推移している。

 また、サイバーセキュリティの領域においても、DXの加速やクラウドサービスの拡大、テレワークなど働き方改革の推進に伴い、企業の攻撃対象領域も拡大している。そのため、外部境界における脆弱性管理は平時のセキュリティ対策はもちろんのこと、有事となるサイバー攻撃時の早期対処においても欠かせない経営課題となっているが、専門人材の確保や導入コストの負担は多くの企業にとって大きな課題となっている。

 損保ジャパン、SOMPOリスクおよびTrendAIは、日本社会におけるセキュリティ態勢の発展と、損保ジャパンのサイバー保険契約者へのサービス向上を目的に同ソリューションの提供を開始する。サイバー保険にセキュリティ対策ソリューションを組み込むことで導入障壁を低減し、企業のより効果的なセキュリティ強化を後押しする考えだ。


※ 令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等につい て(警察庁)



■「SOMPO Cyber Risk Scan」の概要

 「SOMPO Cyber Risk Scan」は、損保ジャパン、SOMPOリスク、TrendAIが共同で提供する、企業のIT資産の脆弱性管理(ASM)とサイバー攻撃の未然防止を包括的にサポートするサービスの総称である。

  損保ジャパンは、自社の公開資産スキャンに同意した企業に対して、TrendAIが提供するASMによる診断を実施し、外部公開資産に関するリスク状況を可視化する。損保ジャパンのサイバー保険の契約者は、付与されたダッシュボードのアカウントを通じて、ASM技術による継続的なスキャン結果をいつでも確認できる。また、検知されたセキュリティリスクに対する改善のヒントとなる情報の確認や、操作・結果に関する疑問を解決するサポートデスク(相談窓口)を利用できる。なお、保険未契約の企業も、契約前に一度のみASMによる簡易診断を行ったうえで、保険加入を検討することが可能だ。


■今後の取り組み

 損保ジャパン、SOMPOリスクおよびTrendAIは、以下の実現を目指し、日本社会におけるセキュリティ態勢の発展に取り組む方針としている。

  • サイバーリスクの低減:事故後の補償の提供という従来の保険に留まらず、サイバーセキュリティの向上につながるサービスや潜在的なリスクを可視化し、プロアクティブな対策を提供することで企業が抱えるサイバーリスクの低減を目指す。
  • 顧客満足度の向上:SOMPOグループは単なる「補償の提供者」から「サイバーリスク低減に貢献するパートナー」へと変化し、関係性を深化させる。TrendAIは、約40年にわたるセキュリティ専門企業としてのインテリジェンスと実績を基盤に、AI時代のセキュリティ課題対策を支援する。
  • 保険の引受の高度化:ASM等によって得られる客観的かつ動的なリスクデータを活用した保険の引受を実現し、引受リスクの精度向上を図る。