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【車業界版・今日は何の日】8月25日は「チキンラーメン発売日」!現場で使える顧客トークネタ
手軽な「缶スプレーDIY」の失敗と、下地剥離の過酷な現実
2026/08/25
8月25日は「即席ラーメン記念日」
1958年8月25日は、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が発売された日である。
お湯を注ぐだけで手軽に味わえる即席食品は画期的だが、自動車の修理において、手軽に手に入る市販の缶スプレーを用いた「DIY補修(即席の修理)」は、中々の確率で塗料のタレや縮みといった取り返しのつかない失敗を引き起こす。
ホームセンターで買える自動車用缶スプレーの多くは、乾燥するだけで固まる「1液型アクリルラッカー塗料」である。一方、鈑金塗装工場が使用するプロ用の塗料の多くは、主剤と硬化剤を混ぜ合わせて化学反応で強固な膜を作る「2液型ウレタン塗料」である。1液型の缶スプレー塗料は、溶剤(シンナー)に対する耐性や表面硬度が低い。そのため、ユーザーがDIYで塗った箇所に、後からプロが2液型塗料やサフェーサーを上塗りすると、下にある1液型塗料がシンナー成分に侵されてドロドロに溶け出し、表面がシワシワになる「縮み」という塗装トラブルが発生する。
したがって、DIY塗装に失敗した車両が鈑金塗装工場に入庫した場合、そのまま上から塗装をやり直すことはできない。ラッカーシンナーや剥離剤を用いて、ユーザーが塗った缶スプレーの塗膜を鉄板が露出するまで「完全に拭き取る(削り落とす)」という、リセット作業が必須となる。 手軽さを求めて行ったDIY塗装は、結果的に本来の費用に「剥離作業の工賃」が上乗せされ、高くつくケースが大半である。自動車塗装における化学的安定性は、即席の作業では決して得られないのである。
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