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【車業界版・今日は何の日】8月22日は「チンチン電車の日」!現場で使える顧客トークネタ

アウトドアでつきやすい「木の枝による擦り傷」とクリア層の限界

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2026/08/22

8月22日は「チンチン電車の日」


 1903年8月22日は、東京で初めての路面電車(チンチン電車)が営業運転を開始した日。
 決められた軌道(レール)の上を走る電車とは異なり、自動車は道なき道を進むことができるが、夏のアウトドアやキャンプで細い林道などを走行した際、ボデー側面に広範囲にわたって付着する「木の枝や茂みによる擦り傷(ブッシュ傷)」は、レジャー明けの定番トラブルである。


 側面全体にスーッと入った長い線キズを見た際、一般ユーザーは「全塗装が必要か」と落胆することが多い。しかし鈑金塗装工場では、まずキズの「深さ」を物理的に判定する。 キズ口に水をかけた際にスッと見えなくなる場合や、指の爪でなぞっても引っ掛かりを感じない場合、そのキズは最表層の「クリヤーコート」の厚み(数十ミクロン)の範囲内に留まっている可能性が高い。この状態であれば、再塗装は不要である。



 クリヤー層に留まるキズは、塗装職人による磨き作業で消すことができる。キズの深さに合わせて粗目のコンパウンドから細目へと段階的に研磨して傷を置き換え、塗膜の平滑さを取り戻す。 ただし、クリヤー層を削りすぎると紫外線に対する保護機能が失われ、将来的な塗装剥がれの原因となるので要注意だ。
 また、万が一、爪が深く引っ掛かる(下地のカラー層まで到達している)場合は、磨きでの修復は不可能となり、正規のボカシ塗装工程へと移行する。