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【車業界版・今日は何の日?】7月23日は「暦の上で『大暑』を迎える時期」!現場で使える顧客トークネタ
酷暑対策とシンナー選定
2026/07/23
7月23日は暦の上で「大暑」を迎える時期
毎年7月23日頃は、二十四節気の一つである「大暑(たいしょ)」にあたる。
文字通り1年で最も暑さが厳しくなる時期であり、気温が35度を超える猛暑日も珍しくない。この過酷な夏の気温変化は、塗装工程に極めてダイレクトな影響を及ぼすのではないだろうか。
溶剤系・水性を問わず、塗料の品質は「溶剤が揮発するスピード」に大きく依存している。真夏の塗装ブース内は外気以上に高温になることが多く、スプレーガンから吐出された塗料がパネルに到達する前に溶剤が揮発してしまう現象も発生する。これが、塗膜表面がザラザラになる「ドライスプレー」や、メタリックの粒子が不均一に並ぶ「ムラ・黒ずみ」、あるいはクリアの艶引けといった塗装トラブルの直接的な原因となる。
この高温によるトラブルを防ぐため、塗装職人はその日の気温と湿度を正確に把握し、塗料の希釈に使用するシンナーを「夏用(遅乾型)」や「猛暑用(超遅乾型)」へと切り替える必要がある。さらに、揮発を極限まで遅らせるための添加剤「リターダー」を数パーセント単位で精密に調合し、塗料がパネル上で平滑に馴染む時間を意図的に作り出す。 単に色を合わせるだけでなく、熱力学的な溶剤の揮発コントロールをリアルタイムで行う。
猛暑の環境下における美しい塗膜の形成は、化学的な知識と緻密な材料管理によってのみ成立しているのだと尊敬する。
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