JOURNAL 

【IAAE2025:BTO、イヤサカ、安全自動車】整備工場・車体修理工場の経営多角化や作業効率向上に寄与する最新製品を訴求

BTOは施工カーオーナーの満足度向上にも配慮しデザイン性も高めたガラス系ボディコーティング剤「クリスター」シリーズを紹介

  • #イベント

2025/04/07

 2025年2月26~28日に東京ビッグサイトで開催された、自動車アフターマーケット総合展示会「国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE)2025」。


 当記事では同展示会に出展したBTO、イヤサカ、安全自動車の主な出品内容を紹介する。


【BTO】

 バンザイの関連会社で「BPRO」ブランドなどのディテーリング製品を取り扱うBTOは、2024年にリニューアルした「クリスター」シリーズのガラス系ボディコーティング剤を中心に紹介。


 同シリーズでは、ガラス被膜とナノカーボン配合のガラス被膜、フッ素被膜を形成する3層構造の「クリスタープライム」、ガラス被膜とナノカーボン配合のフッ素被膜を形成する2層構造の「クリスタークォーツエリート」、同じく2層構造ながら疎水性を持たせた「クリスタークォーツフロー」、ガラス被膜1層の「クリスターゼロスタイル」、計4種類を展開している。


 いずれも業務用のボディコーティング剤ながら、パッケージのデザインは上質感を高めたものになっているうえ、それぞれのメンテナンスキットには専用のバッグまたはケースも付属。施工したカーオーナーの満足度も高められる内容となっている。

BPRO「クリスター」シリーズ。左より「クリスターゼロスタイル」、「クリスタークォーツフロー」、「クリスタークォーツエリート」、「クリスタープライム」

【イヤサカ】

 BSサミット事業協同組合ブース内では、「カロライナ」のボディ修正装置や「ハンター」のホイールアライメントテスターなど、車体修理工場に適した製品を中心に幅広く出品した。

BSサミットブース内のイヤサカコーナー

 IAAEと併催された「国際コインランドリーEXPO」のエムケー精工/イヤサカブースでは、セルフ洗車場に見立てたブースを展開。QRコードやキャッシュレス決済に対応したドライブスルー型門型洗車機用受付機を参考出品したほか、無人運営を可能とするセルフ洗車場向け遠隔管理システムを紹介し、ディーラーなどが所有する遊休地の有効活用を提案した。

「国際コインランドリーEXPO」のエムケー精工/イヤサカブース

【安全自動車】

 現時点ではBEV/PHEV向け充電器の使用頻度が低い大型車整備工場をメインターゲットとして、200V・6kW出力の普通充電器を専用カートに搭載。車両ではなく充電器の方を移動させることで、工場運営の柔軟性を高めるとともに、工場内や近隣道路での渋滞・事故防止に寄与するという「ムービングEVチャージャー」を出品した。

京浜蓄電池工業「ムービングEVチャージャー」(中央)

 また、設置工事が不要な可動式かつ100V電源で使用可能なスキャンツール・ホイールアライメントテスター・エーミングツール兼用機「オーテル・マキシシスADAS IA900WA」を用いた、トヨタbZ4Xの故障診断、ホイールアライメント測定・調整、エーミング作業を実演した。


(文・写真=遠藤正賢)

「オーテル・マキシシスADAS IA900WA」での作業実演の様子