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【車業界版・今日は何の日】8月19日は「バイクの日」!現場で使える顧客トークネタ

すり抜けによる複数パネルの「線キズ」とボカシ塗装の論理

  • #トピックス

2026/08/19

8月19日は「バイクの日」


 8月19日は「バ(8)イ(1)ク(9)」の語呂合わせから、総務省交通安全対策室が制定した「バイクの日」である。夏の行楽シーズンに二輪車の交通量が増加すると、一般ドライバーを悩ませるのが、渋滞中の「バイクのすり抜け」に起因する接触トラブルである。

 バイクのハンドルやブレーキレバーが接触してできるキズは、フロントドアからリヤドア、あるいはクォーターパネルにかけて「複数のパネルを跨ぐ長い線キズ」になることが多い。キズ自体が浅くても、損傷範囲が広範囲に及ぶため、修理費用はユーザーの想像以上に高額になるケースが一般的である。



 複数のパネルに傷が入った場合、傷のあるドアだけを単独で塗装する「ブロック塗装」を行うと、隣接する無傷のフェンダー等との間にわずかな色の違い(色ブレ)が生じ、修理した箇所がチェッカーフラッグのように目立ってしまう。 これを防ぐために、鈑金塗装工場では、傷のある部位を中心にカラーベース(色)を吹き、隣接する無傷のパネルへ向かって徐々に色を薄く馴染ませていく「ボカシ塗装」を行う。バイクのすり抜けによる長い線キズを完全に無かったことにするには、人間の錯覚を利用した極めて高度な色彩コントロール技術が稼働しているのである。