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【車業界版・今日は何の日】8月31日は「野菜の日」」!現場で使える顧客トークネタ

環境配慮と「水性塗料」シフトに伴うブースの湿度管理

  • #トピックス

2026/08/31

8月31日は「野菜の日」


  8月31日は「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせから、全国青果物商業協同組合連合会などが制定した「野菜の日」である。
 オーガニックや自然環境への配慮を連想させるこの日にだが、自動車の鈑金塗装業界において現在進行形で進んでいる最大の環境対策が、溶剤系塗料から「水性塗料」へのシフトである。



 従来の自動車用塗料は、希釈に大量のシンナー(有機溶剤)を使用していたため、大気中に放出されるVOCが光化学スモッグなどの環境問題を引き起こす要因とされてきた。これに対し、希釈剤の大部分を「水」に置き換えた水性塗料は、VOC排出量を大幅に削減でき、塗装作業者の健康被害リスク(有機溶剤中毒)も低減させるエコフレンドリーな次世代塗料として、国内外で導入が義務化・推奨されている。



 しかし、現場の塗装職人にとって水性塗料の扱いは極めてシビアである。シンナーは揮発性が高くすぐに乾燥するが、水は揮発しにくいため、塗膜の乾燥スピードが作業環境の「湿度」に強烈に依存する。 梅雨から夏にかけての高湿度環境下では、水分が塗膜内に滞留して白濁やタレを引き起こす。そのため、水性塗料を導入する工場では、塗装ブース内に強力な気流を発生させるエアブローガンの設置や、ブースの給排気能力(風量)をアップさせる大規模な設備投資が不可欠となる。環境への優しさは、塗装環境の厳密な空調管理と設備投資によって支えられているのでだ。