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【速報】公取委、トヨタモビリティ東京に独禁法違反の疑いで警告 アルファード・ランドクルーザーなど人気車種購入にコーティング施工やローン利用を条件にするなど抱き合わせ販売の疑い

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2025/04/11

公正取引委員会は10日、トヨタモビリティ東京に対し、独占禁止法違反の疑いで警告を行ったと発表した。 トヨタ自動車製の人気車種「アルファード」「ヴェルファイア」「ランドクルーザー」の販売において、同社が提供するボディコーティングやメンテナンスパックなどの購入を不当に抱き合わせる行為があったとしている。

発表によると、同社は遅くとも2023年6月頃から2024年11月頃までの間、これらの車種(以下「特定トヨタ車」)の購入希望者に対し、新車販売と併せて自社製品やサービスの購入を強要していた疑いがある。具体的には、ボディコーティング、メンテナンスパック、トヨタファイナンスとのクレジット契約、そして購入希望者の自動車の下取りが含まれる。

公正取引委員会は、これらの行為が独占禁止法第19条(不公正な取引方法第10項(抱き合わせ販売等))に違反するおそれがあると判断し、同社に同様の行為を行わないよう警告した。

今回の警告を受け、公正取引委員会はトヨタ自動車と日本自動車販売協会連合会に対しても要請を行った。 再発防止のため、トヨタ自動車には特定トヨタ車を販売する全国の販売店への周知を、自販連には会員である全国の自動車販売業者への周知をそれぞれ求めている。

トヨタモビリティ東京は、2024年11月頃に従業員に対し、これらの行為を行わないよう指示していた。