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【車業界版・今日は何の日】7月16日は「○○の日」!現場で使える顧客トークネタ
メタリズム対策と調色機の進化
2026/07/16
7月16日は「虹の日(七色の日)」
7月16日は「ナ(7)イ(1)ロ(6)」の語呂合わせから、人と人、人と自然が虹のように結びつくことを願って制定された「虹の日」。
この「七色」というキーワードは、「調色作業」の複雑さと、塗装技術者の高度な色彩感覚を想起させるトピックだ。
現代の自動車のボデーカラーは、赤や青といった単純な七色では到底語り尽くせない。ソリッドカラーだけでなく、光の反射角で表情を変えるメタリック、透過性と深みをもたらすマイカやパールなど、採用される顔料や光輝材は年々高度化している。さらに厄介なのは、メーカー指定の同じカラーコードであっても、生産工場や製造ロットの違い、あるいは紫外線による退色等の経年劣化。それらにより、現車の色は一台一台全く異なるという事実である。
調色作業において塗装技術者を悩ませる現象の一つに「メタメリズム」があるのではないだろうか。これは、特定の光源(例えば工場内の水銀灯や蛍光灯)の下では色がピッタリ合って見えていたにもかかわらず、屋外の太陽光の下や夜間の街灯の下では全く違う色に見えてしまう現象を指す。このメタメリズムを防ぐためには、太陽光の波長に限りなく近い、高い演色性(Ra値)を持つ調色専用LEDライトの導入が不可欠となる。正確な色合わせは、正確な「光」の環境づくりから始まる。
長年、調色は熟練職人の「目」と「勘」に頼る属人的な工程であったが、近年はデジタル化が急速に進んでいる。分光測色計をボデーに当て、複数の角度から塗膜の反射率をスキャンすることで、クラウド上の膨大なデータから最適な配合データを瞬時に導き出すシステムが定着しつつある。人間の目では判別が難しい微細な光輝材の種類まで特定できるため、テストピースを作成する回数と材料のロスを大幅に削減できる。
こうした測色機の導入は、単なる色合わせの精度向上にとどまらず、鈑金塗装工場における経営的なメリットも大きい。若手スタッフへの技術継承が容易になるだけでなく、ベテラン職人が調色に費やしていた膨大な時間を短縮することで、塗装ブースの回転率向上と労働環境の改善に直結するからだ。
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