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冬じゃないのに車のエンジンルームからネコの鳴き声が!パニックNGな正しい【猫バンバン】のやり方と、梅雨の侵入を防ぐ対策マニュアル
6月に多発するエンジンルーム侵入と、知らずに発進した際の「高額修理代」のリアル
2026/06/08
【猫バンバン】
車のエンジンルームやタイヤの隙間に入り込んだネコを驚かせて逃がすために、乗車前にボンネットを軽く叩いて音を出すアクション
「猫バンバン」と聞いて、冬の寒い朝に行うものだと思っていないだろうか。
実は、JAF(日本自動車連盟)への「エンジンルームに動物が入り込んだ」という救援要請は、冬場だけでなく「6月」にも急増する傾向にある。
「まさか今の時期に?」と油断してエンジンをかけたが最後、人類の生きる希望の一つであるネコちゃんの命が奪われる痛ましい悲劇が起きるだけでなく、数十万円という高額な修理費用を請求されることにもなりえる。
今回は、なぜ6月に猫ちゃんはエンジンルームへの侵入してしまうのか、そしてネコちゃんと愛車、財布を守るための正しい【猫バンバン】のやり方を解説する。
ネコちゃんの命を守るのはカーオーナーの責務!
なぜネコちゃんは冬ではなく「6月の梅雨時」にエンジンルームへの侵入が増えるのか?
冬場にネコちゃんがエンジンルームに入り込むのは「暖を取りに来る」のが主な理由である。
では、ネコちゃんはどうして6月のジメジメした梅雨の時期にエンジンルームに入り込んでしまうのか。その理由は大きく2つある。
- 春に生まれた子猫が活発に動き出す時期だから
春先(3〜4月)は日本人の出生率(出生率は1.14で、10年連続で低下し過去最低を更新)をあざ笑うかのようなネコちゃんの出産ラッシュになる。6月になると子猫たちが歩き回るようになるが、好奇心が旺盛なことやまだ体が小さいため、タイヤの隙間から簡単にエンジンルームの奥深くへと入り込んでしまうからである。 - 梅雨の雨風をしのぐため
突然のゲリラ豪雨や長雨が続くこの時期、濡れることを嫌う猫にとって、雨風を完全に防げて狭くて薄暗い車のエンジンルームやタイヤハウスは、絶好の「隠れ家」になってしまう。また、ネコちゃんはこの原稿を書いている筆者のように、もともと狭い場所や暗い場所を好む習性があり、そこに定着してしまうこともある(入社14年目)。
ネコちゃんの逆鱗に触れることなかれ!
気づかずにエンジンをかけてしまったら?高額な修理代の悲劇
考えたくないことだが、もし、ネコちゃんがエンジンルームにいることに気付かずにエンジンをかけてしまった場合、どのような事態を招くのか。 ファンベルトなどの回転部分に巻き込まれてしまうと、ネコチャンの命が失われるのはもちろんのこと、車にも甚大なダメージを与え、カーオーナーの心はそれ以上のダメージを負うことになる。
- ベルト類の断裂と部品の破損
- エンジンルーム内の大規模な洗浄・消臭作業
- 最悪の場合、エンジンの載せ替え
動物が巻き込まれた場合の修理は、通常の故障修理よりも遥かに手間がかかる。洗浄や部品交換を含めると、安くても数万円、深刻な場合は10〜30万円以上の高額な修理代がかかるケースも珍しくない。
これを防ぐためには、乗車前のたった数秒のアクションが極めて重要になってくる。
それが、【猫バンバン】に代表される猫チェックである。
ただ叩けばいいわけじゃない!【猫バンバン】の正しいやり方
「とりあえずボンネットをバンバン叩けば逃げるんでしょ?」と単純に考えているパワー系カーオーナーは要注意である。貴方が暖かい布団にくるまりぐっすり寝入っている真横で、高田純次が早朝バズーカで砲撃したらきっと飛び起きてパニックを起こすことだろう。
ネコちゃんもよほど肝が据わってない限りは同様である。突如バンバンという大きな音でパニックになったネコちゃんは、エンジンルームのさらに奥へと潜り込んで、身動きが取れなくなってしまう場合すらある。まず、【猫バンバン】の正しい手順をしっかりと覚えることが重要である。
- まずは「音」を立てずに耳を澄ます
いきなり叩く前に、車の周りで「にゃー」という鳴き声や、カサカサという足音がしないか確認する。 - ボンネットを「優しく」ノックする
面接官のいる部屋をノックするかのように、中指の第二関節を使って、ボンネットを数回「コンコンコン」と優しく叩く。トイレのドアの奥に座る人間に強烈なプレッシャーを与えるような強いノックは車が凹む原因になるだけでなく、ネコちゃんが怯えて奥に逃げ込んでしまうので注意が必要。 - もう一度耳を澄ます
叩いた後、中で動く気配など確かめる。男爵バロンがいるかもしれないし、ムーンがいるかもしれないし、バイオリン職人になりたい気持ちもあるかもしれない。 - 気配を感じたらボンネットを開ける
もし気配があったら、絶対にエンジンをかけてはいけない。ボンネットを開けてネコちゃんの姿が見えた時、「おいでおいでー」、「ほーら、お魚だよー」と必死に釣ろうとするこちらを、冷笑するような瞳で見つめ返してきても、決してカッとなってはいけない。
どんな甘言やエサで釣っても奥から出てこない場合は、無理に引っ張り出そうとせず、JAFや契約しているロードサービスに救援を要請することが望ましい。
ネコちゃんの逆鱗に触れることなかれ!!
ネコちゃんの侵入を根本から防ぐ!おすすめの対策と予防策
だが、出勤時の忙しい朝に毎回ボンネットを叩くのが面倒なこともある。または屋外駐車場で猫をよく見かけるという場合は、事前の対策グッズを活用するのが効果的である。
- 猫よけスプレー・忌避剤の使用
車の周囲やタイヤ付近に、ネコちゃんが嫌がるニオイ(柑橘系やハーブ系)の忌避剤を散布しておくと、ネコちゃんは自然と寄り付かなくなる。ただし、雨で流れやすいため、梅雨の時期はこまめな散布が必要となる。 - 超音波式猫よけグッズの設置
駐車場の近くに、猫が嫌がる超音波を発するセンサーライトなどを設置するのも有効である。ただし、ネコちゃんも筆者と同様にどんな劣悪な環境にいても慣れてしまう。超音波の波長を自動で変える製品もあるのでそちらもチェックしてみるといいだろう。また、この記事を読んでいる読者はほとんど聞こえないだろうが、超音波はモスキート音と同様に子どもや若い人の耳には聞こえたりすることもあるので、その点も注意が必要だろう。
たった数秒の思いやりが、愛車と命を救う
「冬の風物詩」だと思われがちな動物のエンジンルーム侵入トラブルだが、雨が多く子猫が活発になる今の時期こそ、最大限の警戒が必要となる。「ジメジメしてるし、どうせいるわけがない」、その油断がネコちゃんにもカーオーナーにも悲しい結末を引き起こすことになる。
小さな命を守るためにも、修理代という思わぬ出費に号泣しないためにも、車に乗り込む前の「コンコンコン」という数秒の猫チェック習慣を、ぜひ今日から始めてみてもらいたい。
ネコちゃんの逆鱗に触れることなかれ!!!
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