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損保ジャパン、新「推奨工場認定制度」を導入
第三者機関にテュフ ラインランド ジャパン 約50項目で透明性と品質を確保
2025/10/28
損保ジャパンは、従来の優良整備工場紹介制度を見直し、第三者機関の監修を導入した新たな「推奨工場認定制度」の運用を開始した。これは、昨今の車体整備業界を取り巻く環境の変化や、消費者への情報提供のあり方に関する指摘を受け、整備工場選定の透明性・公平性を高めることを目的としている。
独自の基準から第三者機関の監修へ
同社は以前から優良整備工場紹介制度を設けていたが、整備工場選定基準は独自で定めていた。新制度では、この選定基準の透明性及び公平性を確保するため、第三者機関としてテュフ ラインランド ジャパンの監修を得て整備。結果として、国交省のガイドラインなどを意識した基準が策定されたという。
具体的な選定基準は、約50項目で構成され、主に以下の4項目に分けられる。
- お客様の対応に関する基準
- お客様への説明に関する基準
- 修理技術的な品質に関する基準
- 修理に関する標準的な基準
特に「修理に関する標準的な基準」には、修理費用に著しいかけ離れがないこと、リサイクルパーツ等のエコパーツ推進への協力、交換ではなく修理提案しお客様の選択肢を広げる提案(お客様の了解を前提)などが含まれる。この基準は、お客様対応や修理説明の基準とオーバーラップする部分を持ちつつ、全体を網羅するものとなっている。
また、修理完了時の写真提供など、事後検証性に関する項目は「お客様への説明に関する基準」の中でカバーされており、保険会社への説明よりも、お客様に修理内容を明確に説明できる体制を重視している点が強調された。なお、認定工場となるには、特定整備認証を保有していることが必須条件となっている。
定期的な評価とウェブサイトでの比較検討
認定工場は、過去の修理データやお客様アンケート結果を分析し、AIで常時モニタリングされる。モニタリング対象となった工場は、専門チームが詳細を確認し、最終的な評価を行う。入庫ベースが少ない工場も含め、最低でも年に一度、定期的な再評価が行われ、基準を満たさない場合は認定取り消しの可能性もあるという。
さらに、損保ジャパンは、お客様自身が修理工場を比較検討できるウェブサイトサービスも同時に開始した。これは、過去に有識者会議等で指摘された、保険会社による一社選定紹介によりお客様の選択肢が反映されないという問題への対応が主眼となっている。
サービス開始当初、認定工場は約200件でスタートし、現在は約220件(2025年10月取材時)。お客様からは「選択肢が広がった」など好意的な意見が多いものの、「どこを選んだらいいか分からない」という声も一部聞かれるという。
同社は、新制度の導入は「(ビッグモーター問題などで)指摘された事項の解消を目指す」とともに、「選択肢があるということを伝えなければいけない」との認識を示した。
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