JOURNAL 最新ニュース
伊藤忠商事とMOTER Technologies、追加出資を通じ次世代モビリティ領域での戦略的アライアンスを拡大
あいおいニッセイ同和損保を含む3社で米国・アジアを中心に幅広く協業推進へ
2026/10/15
あいおいニッセイ同和損害保険の米国子会社で保険ソフトウェア開発などを行うMOTER Technologies, Inc.は、第三者割当増資により伊藤忠商事から追加出資を受けた。
資本・業務提携の背景と目的
自動車業界における技術革新の進展や保険業界でのデジタルトランスフォーメーションの加速に伴い、モビリティ領域では個々の顧客リスクに応じた保険商品や、テクノロジーを活用した事故未然防止サービスのニーズが高まっている。
MOTERと伊藤忠商事は2025年8月に資本・業務提携契約を締結し、伊藤忠グループの再保険会社によるブランド保険のリスク一部引受や、日本を含むアジアへの事業展開を視野に協業を進めてきた。今般の追加出資は提携関係を一層強化し、EVや自動運転などの次世代モビリティ領域におけるIT・データ活用や金融・保険領域での取り組みを推進することで、MOTERの事業基盤拡大を目指すものである。
目指す姿とアライアンスの拡大
両社は、MOTERのデジタルプラットフォームや保険商品開発力と、伊藤忠商事のリテール保険分野の知見・基盤を掛け合わせることで、革新的な保険・金融サービスを創出するとしている。これにより、世界最大の保険市場である米国での両社のプレゼンスを強化し、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献する方針だ。
また、今回の追加出資を契機に、あいおいニッセイ同和損保、MOTER、伊藤忠商事の3社は、米国・アジアを中心とした次世代モビリティ分野における幅広い協業を推進することに基本合意した。今後は3社の強みや知見を相互活用し、IT・データ活用基盤の整備、オペレーションのデジタル化・高度化、金融・保険一体型サービスの開発などを目指す。
追加出資の概要
追加出資の概要は以下の通り。
- 出資完了日:2026年9月16日
- 出資の概要:MOTERが第三者割当増資により伊藤忠商事に対して株式を発行
MOTERの概要
MOTERは、2021年4月にあいおいニッセイ同和損害保険の100%出資子会社として米国カリフォルニア州に設立されたインシュアテック企業。エッジコンピューティング技術やコンピュータビジョンを活用し、コネクテッドカーや車載カメラから取得した走行データ・映像を解析することで、安全運転度合いや事故リスクを評価する独自のスコアリングモデルを開発している。
同社は車載器に搭載可能な保険ソフトウェアや、EV・自動運転車両に対応した次世代型保険商品・サービスを開発するほか、米国では大手自動車メーカーへのブランド保険、タクシー事業者との連携によるリスクマネジメントサービス、保険会社向けデータ分析サービスなどを展開し、モビリティ保険分野での事業基盤を拡大している。
あなたにおすすめの記事
-
「生活保護利用者の車保有の緩和」が投じた波紋――生活保護制度の現場と世論が求める説明責任
2026/10/23
-
三菱自動車、新型クロスカントリーSUV「パジェロ」をタイで発売
2026/10/22
-
国土交通省とナスバ、スズキ「e ビターラ」の安全性能評価結果を公表
2026/10/22
-
EV最大125万円から75万円へ、CEV補助金が2027年1月以降の登録車から補助額を引き下げ
2026/10/22
-
三菱自動車や新島村など4者、新島・式根島でEV活用による停電レジリエンス強化の取り組みを開始
2026/10/21
-
マツダと矢崎総業、ワイヤーハーネス生産の「近場化・自動化」を実現 新型「MAZDA CX-5」に初採用
2026/10/21