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【車業界版・今日は何の日】8月27日は「男はつらいよの日」!現場で使える顧客トークネタ

タフな「自己修復クリア塗装」の特性と磨き工程の難易度

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2026/08/27

8月27日は「男はつらいよの日」


 1969年8月27日は、国民的映画『男はつらいよ』の第1作が劇場公開された日。
 主人公・寅さんのタフでしぶといキャラクターにちなみ、自動車の塗装においても、洗車キズや擦り傷を跳ね返す「タフな塗装」として、高機能な「自己修復型クリヤーコート(耐擦り傷性クリヤー)」を採用する車両が増加している。


 日産の「スクラッチシールド」やトヨタの「セルフリストアリングコート」に代表される高機能クリヤーは、通常のクリヤー塗料に特殊な高弾性樹脂(軟質樹脂)を配合している。これにより、洗車機などでついた浅いスクラッチキズであれば、夏の太陽光などの熱を吸収して樹脂が膨張し、自らキズを埋めて修復する特性を持っている。

 この高機能クリヤーの補修は、極めて難易度が高い。特に最後の「磨き」工程において、ポリッシャーの摩擦熱がパネルに伝わると、軟質樹脂がコンパウンド(研磨剤)を巻き込んでバフに絡みつき、全くキズが消えなくなる。さらに、一度消えたように見えたキズが、パネルが冷えた後に再び浮き上がってくる「戻りキズ」という現象も発生しやすい。 これを防ぐため、低発熱の専用バフと水溶性コンパウンドを使用し、パネルの温度を上げないよう常に冷却しながら磨き上げる特殊な研磨技術が要求される。タフな塗装の復元には、ケミカルの深い理解と繊細な温度管理が不可欠である。