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車の修理見積もりはどこに頼む?費用相場と注意点を解説

車の修理見積もりはどこに依頼すれば良いか迷っていませんか?この記事では、ディーラーや修理工場などの業者ごとの費用相場や特徴を徹底比較します。修理費用を安く抑えるコツや、見積もりを取る際の注意点も詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

  • #コラム

2026/01/27


車のボディに傷がついてしまったり、エンジンから異音がしたりと、予期せぬ車のトラブルはつきものです。そんな時、まず気になるのが「修理に一体いくらかかるのか」ということではないでしょうか。修理費用への不安を解消するためには、事前に正確な見積もりを取ることが非常に重要です。

しかし、いざ見積もりを取ろうと思っても、「どこに頼めば良いのか分からない」「費用相場はどれくらい?」といった疑問が次々と浮かんでくるかもしれません。この記事では、車の修理見積もりの依頼先ごとの特徴や費用相場、そして修理費用を少しでも安く抑えるためのコツや注意点を分かりやすく解説します。最後まで読めば、あなたに最適な修理業者の選び方が分かり、安心して愛車の修理を任せられるようになるでしょう。

車の修理、見積もりはどこで取れる?依頼先の特徴と選び方

車の修理、見積もりはどこで取れる?
依頼先の特徴と選び方

車の修理見積もりを依頼できる場所は、主に「正規ディーラー」「カー用品店」「自動車修理工場」「ガソリンスタンド」の4種類です。それぞれにメリット・デメリットがあるため、特徴を理解し、ご自身の状況や希望に合った業者を選ぶことが大切です。

サービスや安心感を最優先するならディーラー、修理方法等を細かく打ち合わせたいなら修理工場といったように、何を重視するかで選択肢は変わります。

1. 正規ディーラー

ディーラーの見積りについて検討する際、まず確認すべきは「保証」の有無です。ディーラーの保証(新車保証や中古車保証)が残っている場合は、ディーラーに持って行くことが非常に重要になります。他の工場で修理した場合、その後の保証が失効するおそれがあるからです。

ディーラーは地域相場の頂点となっている場合が多いため、時間当たりの工賃単価(レバーレート)は高くなる傾向にあります。一方、技術的側面ではカーメーカー純正の故障診断機が配備されており、電装系のトラブルでも正規の手順で正しく整備されるため安心です。

部品については、国産車の場合は修理工場の認定制度が存在しないため、純正部品が供給されていればディーラー以外でも入手可能です。反対に輸入車の場合は、メーカーや車種によって部品が手に入らないことがあるため、ディーラーに持って行くことに重要な意味があります。

2. カー用品店

アクセスしやすく、気軽に立ち寄れるのがメリットです。軽微な損傷についてはカー用品店がそのまま対応することもあります。しかし、部品の確保や塗装が必要な鈑金作業となった場合、自社で塗装ブースを設置している拠点は少なく、一般の整備工場や車体整備工場へ「外注」に出すケースが増えます。

オイル交換やタイヤ交換などの定型的な日常整備は、料金設定が明確でディーラーよりも安価になる傾向があります。一方で、鈑金塗装の場合はドアやフェンダーの面積と塗色だけで簡易見積もりを出すことがあり、実際にはより高い修理料金が必要になる場合があります。特にガラスコーティングや耐スリ、セルフリストアリングコートなどが施工されている塗膜の場合、事前に伝えておかなければ、普通のクリヤー仕上げだけで終わってしまう可能性もあるため、鈑金塗装での利用はある程度の割り切りが必要です。国産車の純正部品については、カー用品店でも手配可能です。

3. 自動車修理工場(一般整備・車体整備工場)}

国産車であれば、部品に関してはディーラーと同様に普通に純正品が手に入ります。特に鈑金塗装を依頼する場合は、幅広い車種の経験があり、対応の守備範囲はディーラーよりも高い場合がある一方、工賃単価は安く設定されていることが多いです。保証継承などの問題がなければ、特に鈑金塗装の分野においては、一般の車体整備工場を選ぶとコストパフォーマンスが高くなります。

ただし、接客に不慣れな場合が多く、接遇面を求める場合には向かないこともあります。工場が不便な場所にあることも多いですが、実際にはディーラーの下請けをしていることが多く、仕事のクオリティや対処能力は極めて高いです。また、中古部品やリビルト品を利用して予算内に収める相談も可能ですが、近年はこれらも高騰しており、新品の7割前後の価格になることも散見されます。何でも中古が良いわけではなく、素直に新品を買った方が良い場合もある点は注意が必要です。

4. ガソリンスタンド

給油という最も顧客接点が高い行為を通じて、カーオーナーにとっても親しみやすい窓口です。ただ、対処能力はカー用品店と大差ありません。特に鈑金塗装の依頼は専門家がいないことが多いため、精密な見積もりがどこまで可能かは疑問が残ります。 ただし、整備工場や車体整備工場がガソリンスタンドを経営している場合もあったりするので、どの程度の対応が見込めるかは「ガソリンスタンドだけの経営か否か」で判断するのも一つの方法でしょう。


【傷・へこみ別】車の修理費用の見積もり相場

車の修理費用は、損傷の場所や大きさ、車種によって大きく変動します。ここでは比較的に発生しやすいボディの傷やへこみについて、修理費用の見積もり相場を紹介します。

各種センサー類を備えた自動車が急激に増えているため、修理費用の幅もかなり差が出てきているのが現状です。

バンパーの擦り傷の修理費用

駐車場での接触などで最も傷つきやすいのがバンパーです。手のひらサイズ(10cm×10cm程度)の擦り傷でも、昨今のセンサーを備えた車両では高額になりやすい傾向にあります。バンパーの裏にセンサーがついている場合、電波照射範囲に、パテなどの体質顔料の塗布が禁止されていたり、塗装による厚みの変化で誤作動を起こす恐れがあることなどから、修理そのものができない場合があります。また、バンパーを取り外すだけで高度な設備による再調整(エーミング)が必要となる場合があります。

損傷の状態

過去の費用相場

先進車両の費用相場(センサーあり)

軽い擦り傷

15,000円~30,000円

40,000円~80,000円以上

深い擦り傷

20,000円~40,000円

50,000円~100,000円以上

バンパー交換

50,000円~100,000円

120,000円~150,000円以上

ドアの線傷・ボディのへこみの修理費用

  • ドアの線傷: 爪が引っかからない程度の浅い線傷で2万円~5万円程度が目安です。
  • ボディのへこみ: 10cm以内のへこみなら「デントリペア」で3万円〜6万円程度で済む場合がありますが、塗装が必要な場合は5万円以上かかるのが一般的です。

【パーツ別】車の交換・修理費用の見積もり相場

修理・交換箇所

費用相場(目安)

備考

エンジン

30万~100万円以上

載せ替え(新品・リビルト)やオーバーホール

エアコン

2万~15万円程度

ガス漏れかコンプレッサー故障かで変動

マフラー

3万~8万円程度

穴あき補修なら5,000円〜1万円程度

ドアミラー

2万~5万円程度

カバーのみの交換なら5,000円〜1万円

車の修理見積もりを取る際の注意点

車の修理見積を取る際の注意点


見積書を受け取る際は、ただ金額を見るだけでは不十分です。トラブルを避けるために以下の点に注意しましょう。

1. 見積書の内訳を詳細に確認する

「一式」とまとめられていないか、「部品代」と「工賃(技術料)」が分けられているかを確認しましょう。

確認すべき項目

チェックポイント

部品代

新品かリサイクル品か、具体的な部品名があるか

工賃(技術料)

どのような作業か、作業時間が明記されているか

塗装代

塗装範囲や塗料の種類(特殊塗膜への対応等)

諸費用

代車費用などが含まれているか

2. 追加料金が発生する可能性を確認する

実際に分解してから内部の損傷が見つかるケースは少なくありません。事前に追加料金の可能性を確認し、発生時は作業前に連絡をもらうよう約束しましょう。特に「写真見積もり」は外観しか判断できないため、正確な見積もりが困難な場合があることを理解しておく必要があります。

3. 修理期間と代車の確認

部品の取り寄せや工場の混雑で期間が延びることもあります。毎日車を使う場合は、修理期間と代車の有無を必ず確認しましょう。

4. 見積もりは必ず書面で受け取る

口頭ではなく、書面やデータで残すことで「言った・言わない」のトラブルを防げます。

5. 【重要】むやみな相見積もりは控える

昨今の人手不足に加え、見積作成には高度な専門知識と手間がかかるため、業界全体として相見積もりは歓迎されない傾向にあります。前の見積内容に明らかな不備がある場合などを除き、信頼できる業者を見極めて依頼するのがマナーと言えます。

6. DIY修理のリスクを認識する

バンパー裏のレーダーへの影響や、塗装の失敗による資産価値の低下など、最近の車ほどDIYのリスクは高まっています。メーカー保証を失う可能性もあるため、安易な自己修理はおすすめできません。


まとめ

車の修理見積もりは、納得のいく修理を受けるための第一歩です。ディーラーや修理工場など、それぞれの特徴を理解したうえで最適な依頼先を選んでください。この記事で紹介した費用相場や注意点を参考に、後悔のない修理を行いましょう。