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横浜ゴムとNEC、「実践的DXリーダー育成プログラム」を共同開発し2026年4月より本格展開

2年間の試行成果を踏まえたオリジナルプログラムを開始、人材育成とデータ基盤整備の両輪でDXを加速

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2026/06/17

 横浜ゴムと日本電気(以下、NEC)は、2024年11月から取り組んできた実践的DXリーダー育成プログラムについて、2年間の成果を踏まえ、2026年4月より両社で共同開発したオリジナルプログラムを開始した。同プログラムは、横浜ゴムのDX戦略を推進する人材育成ニーズと、NECが提供するデジタル時代に必要となる組織・人材育成の包括的なサービス「BluStellar Academy for DX」の一つである「変革推進リーダー養成支援」をベースに、両社で共同開発したオリジナルプログラムである。


 2024年11月にDXに不可欠なビジネス力強化を目指して導入を開始し、試行を経ることでメタ認知力の強化も目指したプログラムへと進化させた。これにより、横浜ゴムが掲げる「2026年度末までに事務・技術系職員の10%をDXリーダーとして育成」という目標達成を目指す方針だ。

 また、人材育成と並行して、NECが提供するAIデータ分析プラットフォーム「dotData Product Suite」によるデータ活用基盤の整備を進めており、DX推進における「人材」と「基盤」の両輪での取り組みを推進している。


実践的DX人材育成への両社の課題認識

 近年、企業がDXを推進し競争力を維持するためには、技術的な知識だけでなく、組織横断で変革をけん引できるリーダーシップを持つ人材が不可欠となっている。しかし、多くの企業では知識習得型の研修が中心となっており、実践的なスキルの習得や組織変革の実行力を持つ人材の育成に課題を抱えている。


 横浜ゴムは、DX戦略を推進するには牽引役となる人材が不可欠との認識のもと、独自のAI活用フレームワークである「HAICoLab」を実践できるビジネス人材をDX人材と定義し、現場改善や新たな企画を立てられる人材の育成に注力してきた。


 一方、NECは自社の全社規模のDX変革で蓄積した実践知をもとに、実務に直結した人材育成プログラムを提供しており、両社の課題認識とソリューションが合致したことから、本取り組みがスタートした。


2年間の取り組みと成果:共同開発プログラムの実践と進化

 横浜ゴムは、「HAICoLab」のコンセプトのもと、2024年11月より人事・情報・研究の3部門が共同して、NECの「変革推進リーダー養成支援」で活用される「DXキャンバス」をベースに、横浜ゴムが重視する観点を盛り込み、項目・内容を見直したDXキャンバスを活用した育成プログラムのトライアルを開始した。2025年までに2期のプログラムを完了し、「DXリーダーに求められるスキルの習得」、「ビジネスにおける課題探索と仮説立案の実践」、「経営層も参加した発表会を通じたDXマインドの醸成」という成果を創出している。


 これらの成果を踏まえ、両社は試行錯誤を重ねながらプログラムを磨き上げ、より実務における成果創出を確実に実現できるオリジナルプログラムへと進化させた。

 具体的には、HAICoLabの実践に必要なメタ認知力の向上を目的に、受講者がメタ認知とオープンマインドを働かせながら、自身の既存のスキーマを揺さぶり、他者の視点から得られる気づきを取り入れることで、仮説としてのDX企画を多面的に検証し、より実効性の高いものへと磨き上げるプロセスを組み込んでいる。


プログラムの特長:横浜ゴムとNECの協業により実現

 本プログラムは、横浜ゴムのDX戦略ニーズとNECのDX実践知を融合させたオリジナルプログラムであり、以下の特長を持つ。

  1. 実践重視のプログラム設計
    DX戦略の課題解決に直結する実践研修を中核に配置。単なる知識習得に留まらず、NECの独自フレームワーク「DXキャンバス」をベースに横浜ゴム独自のHAICoLabの観点を取り入れたオリジナルDXキャンバスを活用したワークショップによって、具体的なDX企画の立案から、現場・組織での変革推進まで、一気通貫で実践できる力を養成する。
  2. 横浜ゴムの教育体系との統合
    横浜ゴムの既存教育体系と統合することで、教育プログラム全体を最適化。教育投資の効率化を図りながら、実効性の高い人材育成を実現する。
  3. NECのDX実践知の提供
    NECが自社内において全社規模でDX変革を推進してきたリアルな経験に基づく実践知を体系化。机上の理論ではなく、実際の変革プロセスで検証されたノウハウを提供する。


「人材」と「基盤」の両輪支援と今後の展望

 横浜ゴムは、HAICoLabを実践するためのデータ活用基盤として、AIデータ分析プラットフォーム「dotData」を採用しており、NECはその導入から運用までを一貫してサポートする。dotDataは、データ分析において最も重要かつ難易度が高い「特徴量設計」を自動化することで、専門的なデータサイエンススキルを持たない現場の実務担当者でも高度なデータ分析を可能にする。

 さらに、横浜ゴムにおけるは、「dotData Product Suite」を導入を導入したことで、データ準備から分析、可視化、運用まで幅広いユースケースと活用フェーズに対応できる基盤を整備。これにより、DXリーダーがデータを実際に活用し、組織変革を推進できる実践環境を整えている。


 今後、横浜ゴムは、本プログラムを通じて育成されたDXリーダーが中心となり、「HAICoLab」を実践した組織全体のプロセス改革をさらに推進していく方針。2026年度末の目標達成に向け、引き続きNECとの協業を深め、データドリブンな経営基盤の構築と、DX人材の継続的な育成を進める考えである。