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【車業界版・今日は何の日】8月29日は「焼肉の日」!現場で使える顧客トークネタ
猛暑による「鳥のフンの焼き付き」と酸性ダメージの浸食
2026/08/29
8月29日は「焼肉の日」
8月29日は「やき(8)に(2)く(9)」の語呂合わせから、全国焼肉協会が制定した「焼肉の日」である。
「焼く(熱する)」というキーワードは、夏の自動車ボデーにおいて警戒すべき化学的ダメージを想起させる。それは、炎天下の熱によって引き起こされる「鳥のフン」や「樹液」の強烈な焼き付き(酸浸食)だ。
屋外駐車場などで付着した鳥のフンを数日間放置した結果、洗車してもシミのような跡が残ってしまったというトラブルは後を絶たない。鳥のフンには強い「尿酸(酸性物質)」が含まれており、夏の直射日光でボデー表面が70度近くまで熱されると、この酸とクリヤーコート(樹脂)の化学反応が爆発的に加速する。塗装が文字通り「溶かされ」、クレーター状に陥没してしまうのである。
このダメージに対する修復アプローチは、浸食の深さによって明確に分かれる。クリヤー層の極めて浅い部分のダメージであれば、専用の酸性クリーナーでスケールを除去し、ポリッシャーによる研磨で平滑に復元できる。 しかし、塗装の表面がひび割れていたり、下地のカラーベース(顔料)まで酸が到達して変色している場合、研磨では直らない。パネルの劣化した塗膜をダブルアクションサンダーで削り落とし、サフェーサーによる隔離と再塗装を行う本格的な鈑金塗装工程が必要となる。自然由来の付着物は、鉄板を凹ませる物理的衝撃と同等に、塗装を確実に破壊する脅威である。