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トヨタ、ランドクルーザーに「FJ」シリーズをラインアップ

扱いやすいコンパクトなサイズに伝統の悪路走破性を継承、2027年には「LAND HOPPER」も発売予定

  • #ニュース

2026/06/05

 TOYOTAは、ランドクルーザー(以下ランクル)に“FJ”シリーズを新たにラインアップし、5月14日に発売した。

 今回、ランクルの3シリーズ(“300”、“70”、“250”)に加え、新たに追加した“FJ”シリーズは、「もっと多くのお客様にもっと気軽にランクルを楽しんでいただきたい」という思いから開発された。「Freedom&Joy」をコンセプトに、様々なライフスタイルを築くユーザー一人ひとりが、どこへでも行ける「自由(Freedom)」を手にし、多様な「楽しみ方(Joy)」で人生を豊かに彩るクルマになることを目指したとしている。その実現のために、扱いやすいサイズにしながら、ランクルが長年にわたり培ってきたランクルネス、すなわち人々の生活を支える「信頼性・耐久性・悪路走破性」を継承し、つくり込まれている。

VX(スモーキーブルー)

優れた悪路走破性と日常での扱いやすさを追求

 どんな道でも「自由」に走り、安心して運転できるオフローダーを目指し、耐久性に優れ信頼度の高いラダーフレームの採用と、優れたホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)による悪路走破性に加え、ホイールベースの縮小により優れた機動性を確保している。さらに、高いオフロード走破性を維持しながら、オンロードも含めた日常シーンでの扱いやすさも追求するために、スムーズな走行性能と高い信頼性を持つ2.7Lガソリンエンジン+6 Super ECTを採用した。

 デザインは、ランクル伝統の居住性と積載性を考慮したスクエアなキャビンを継承しながら、サイコロをモチーフとしたアイコニックなデザインを採用するなど「楽しさ」を融合させている。また、コンパクトなサイズと車両感覚をつかみやすいデザインにより、優れた機動性や取り回し性を実現した。さらに、お客様が「自由」にカスタマイズできる余白を残し、自分好みにカスタムを楽しんでいただく用品も設定している。

 また、電動パーソナルモビリティの「LAND HOPPER」を2027年春以降に発売予定である。ランクルでたどり着いたさらにその先のトレイル(山や森の中にある主に未舗装路の小道)などのオフロードの楽しさを体感でき、日常の普段使いから、クルマのラゲージに積載して旅先でのツーリングなど移動の楽しみを提供するとしている。


世界190以上の国と地域で展開、新シリーズで多様なニーズに対応

 ランクルは、世界中のお客様に育てられ・鍛えられることで、「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」として信頼性・耐久性・悪路走破性の継承と進化を続けながら、現在までに190を超える国と地域で、累計1,240万台(2026年3月時点、累計販売台数 LEXUS LX、GXを含む数値)を販売してきた。

 “FJ”シリーズの登場で、ランクルとしての新たな選択肢を提供し、より多様なライフスタイルや利用シーンに寄り添うとしている。「TO YOU(あなためがけて)」の想いのもと、ランクルは今後も様々な社会の要求に応えながら世界中のお客様の生活を支え、信頼されるクルマであり続けるべく進化を続けていく方針だ。



VX(スモーキーブルー)

LAND HOPPER(プロトタイプ)

メーカー希望小売価格と車両概要

ランドクルーザー“FJ”のメーカー希望小売価格(沖縄のみ価格が異なる。単位:円)は以下の通りである。

グレード

定員(人)

駆動

エンジン

トランスミッション

価格(消費税込み)

VX

5

パートタイム4WD

2TR-FE(2.7L 直列4気筒)

6 Super ECT

4,500,100

*価格にはリサイクル料金は含まれない。

 


 ランドクルーザー“FJ”の車両概要は次の通りである。

ラダーフレーム構造のプラットフォーム

 ランクル伝統のラダーフレーム構造を採用している。悪路でも高い信頼性を誇るIMVシリーズで鍛えたプラットフォームをボデーサイズに合わせて刷新した。ホイールベース短縮とブレース追加によりフレーム横方向の剛性をアップし、優れた操縦安定性を確保している。

 高強度で軽い高張力鋼板をボデー骨格に採用するとともに、アンダーフロアにスポット溶接を増し打ちし、振動の収束性を高め、優れた操縦安定性を実現しながら乗り心地を向上させた。

 “250”シリーズ同等の地上高・アプローチアングルやディパーチャーアングル(“250”シリーズ比 +15°)の確保、“70”シリーズ同等のホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)によるランクルにふさわしい優れた悪路走破性を実現している。

 ホイールベースの縮小(“250”シリーズ比 -270mm)により、最小回転半径5.5mの取り回しの良さ、オフロードでの機動性を確保し、ランクルに新たな魅力を付与した。


ラダーフレーム

パワートレーン

 最高出力120kW(163PS)、最大トルク246N・m(25.1kgf・m)を発揮する自然吸気の2.7Lガソリンエンジンと6 Super ECTを組み合わせることで、スムーズな加速はそのままに、日常で良く使われる発進から低速走行シーンでのスムーズさと下り坂での車速コントロールを改善している。WLTCモード走行燃費は8.7km/Lを達成した。


サスペンション

 ハイマウント・ダブルウィッシュボーン式(フロント)とラテラルロッド付き4リンクリジット式(リヤ)のサスペンションを採用し、オフロードからオンロードまであらゆる走行シーンで性能を発揮する。

オフロード走行支援機能

 険しい急坂路を降坂する際、タイヤロックすることなく安定した降坂を支援するダウンヒルアシストコントロール(DAC)、登坂発進時に車両の後退速度を緩和するヒルスタートアシストコントロール(HAC)、電動リヤデフロックといった駆動力・制動力制御システムを採用し、高い操縦安定性を実現している。


機能性を追求したパッケージと内外装デザイン

パッケージ

 ランクルの中でも全長4,575mm(“250”シリーズ比 -350mm)、全幅1,855mm(“250”シリーズ比 -125mm)のコンパクトなボデーサイズと、ホイールベース2,580mm(“250”シリーズ比 -270mm)により、優れた機動性を確保している。コンパクトなパッケージながら、前後カップルディスタンスは865mm(*1)を確保した。

 2列シート5人乗りタイプを設定し、前後スライド・リクライニング&バックボード付の6:4分割可倒式リヤシートを採用している。ラゲージスペースは、6:4分割可倒式リヤシート使用時でも荷室長(最小)735mm(*2)、荷室高1,030mm、容量795L(*3)もの大容量ラゲージスペースを確保した。

 


 *1:社内測定値。前席シートから後席シートのヒップポイント間距離。

 *2:社内測定値。リヤシート格納時は最大1,480mm。

 *3:VDA法による社内測定値(フル積載)。リヤシート格納時は1,607L。

エクステリアデザインとリペアリビリティ

 歴代ランクルが重視してきた居住性と積載性を考慮したスクエアなキャビンを意識したシルエットを踏襲している。サイコロをモチーフとした直方体ボデーと角をそぎ落とした面取り構成で、無駄のない強い塊感と楽しさを表現した。

 フロント・リヤは、引き締まったシンプルなボデーに力強いバンパーと張り出したフェンダーの構成とし、安定感を表現している。

 フロント、リヤともにコーナーバンパーを取り外し可能な分割タイプとすることで、壊れた部分のみ交換可能とし修理性を向上させた。

 ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプにアイコニックなコの字デザインを採用している。フロントビューは、機能部品を一括りにまとめ、引き締まった印象を強調した。

 サイドビューは、オフロードでも、路面を見下ろしやすいように一段低くクランクさせた水平基調のベルトラインを採用している。

 アウトドアグッズや車内に収納できない長い荷物などを運ぶ際に活躍する機能性とデザインを両立させたルーフレール、乗降をサポートするサイドステップ、フロント下部に悪路走行時にエンジン・トランスミッションをガードするスキッドプレートなどを標準装備した。

 歴代ランクルモデルを想起させるTOYOTAロゴと背面タイヤを採用しており、 「スモーキーブルー」、「オキサイドブロンズメタリック」などのモノトーンカラー全5色のボデーカラーを設定した。

インテリア・安全性  

 車両姿勢が認知しやすい水平基調のインストルメントパネルや、視点移動が少なくなるよう機能をそれぞれ集約したモニター、スイッチ類、自然な操作ができるシフトノブなど、様々な環境で運転する時でも瞬時に認知、操舵ができるコクピットレイアウトを実現している。  

 安全なオフ/オンロード走行に貢献するため、低く設計されたカウルとインストルメントパネル上面によって、見通しのいい前方視界を実現した。

 プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラートなどの先進機能を付与した予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を採用し、より安心な運転をサポートする。  

 パノラミックビューモニター、ブラインドスポットモニター、12.3インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)などの安心・快適装備を標準装備している。


6:4分割可倒式リヤシート(前後スライド・リクライニング&バックボード付)

6:4分割可倒式リヤシート(前後スライド・リクライニング&バックボード付)(リヤシートを前に倒した状態)

VX(内装色 : ブラック)

LAND HOPPERの概要と販売・KINTOでの取り扱い

LAND HOPPER 概要(2027年春以降に発売予定)  

 オフロードにて低速から高速まで安定した走行を実現するために、前輪2輪構造を採用。コンパクトに折りたため、ランクルに載せて持ち運び可能である。  

免許を持っていない人(16歳以上)でも運転可能としている(*4)。  


 *4:改正道路交通法における特定小型原動機付自転車。



主要諸元(プロトタイプ)

 

項目

諸元(( )内は折り畳み時)

全長(mm)

1,370(680)

全幅(mm)

590(450)

全高(mm)

990(サドルなし:800)

ホイールベース(mm)

985

乗車定員

1人

ランドクルーザー“FJ”販売概要

 月販基準台数は1,300台としている。

自分好みにカスタムできる販売店装着オプション

 クルマと共に自分らしく自由に楽めるよに、ラゲージスペースや外観を自分好みにカスタマイズできる販売店装着オプションが用意されている。ランクルらしい「どこへでも行く」オフロードスタイルを支える外装用品も、本格オフロードパーツメーカーARB社製品をトヨタ純正用品としてラインアップした(*5)。

 「Playfulセット」(*6)として、ボディデカール(フード/アクティブタイプ)、ボディデカール(サイド/アクティブタイプ)、スペアタイヤデカール(アクティブタイプ)、モールパネル(サイド)、モールパネル(バックドア)を設定している。

 「ARBエクステリアパーツ」(*5)して、ルーフラック、スキッドプレート、ロックレールを設定した。


 *5:一部のトヨタ車両販売店限定での取り扱い商品である。

 *6:セット販売に加え、個別でも購入可能である。


販売店装着オプション : ボディデカール(サイド/アクティブタイプ)

販売店装着オプション : ARB エクステリアパーツ装着車

KINTOでの取り扱い

 クルマのサブスクリプションサービス「KINTO」は、5月14日より新型車ランドクルーザー“FJ”の取り扱いを開始した。月額38,390円(税込み)(*7)から利用でき、KINTO公式サイトならびに全国のトヨタ販売店で申し込み可能である。また、ランドクルーザー“FJ”は「【U35】はじめてのクルマおためしキャンペーン(*8)」の対象車種となっている。


 *7:追加オプション無し、「初期費用フリープラン」の7年契約・年2回のボーナス月加算165,000円(税込み)の場合。7年間の総支払額は、5,534,760円。

 *8:申し込み時点で35歳以下の人(法人契約は対象外)、かつはじめてKINTOをご契約される人を対象として、初期費用フリープラン(3年・5年・7年)利用時の6・12ヶ月目に限り中途解約金が不要。


生産工場

 生産工場は、トヨタ・モーター・タイランド(Toyota Motor Thailand Co ., Ltd.)バンポー(Ban Pho)工場である。