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関西ペイント「オール水性ユーザー認定」取得工場紹介 株式会社上野カーズ
5年先を見据えて「オール水性ユーザー認定」を取得
2026/02/16
2026年1月に関西ペイント「オール水性ユーザー認定」を取得した上野カーズ。
同社の塗装課・早見太佳憲副部長に、同認定を取得した理由や水性塗料の感想を伺いました。
【工場情報】
株式会社上野カーズ(岐阜県揖斐郡)
代表 早見 豊
創業 1970年
テュフ ラインランド ジャパン・鈑金塗装工場認証「プラチナ」2019年取得
上野カーズ 塗装課・早見太佳憲副部長
オール水性ユーザー認定を取得した理由を教えてください
当社は「レタンWBエコ EV」の前進となる「レタンWBエコベース」を2009年に導入して以降水性塗料を使用してきました。また、オール水性システムについては「レタンWBエコEVシステム3.0」の時から試験的に運用を開始しました。
水性塗料を導入してから、現場で作業効率と品質を向上させる方法を話し合ってきました。また、関西ペイントに対しても、現場からの意見として伝えており、その意見を受けた実直な改良が繰り返し行われてきました。その結果、ようやく現在の「レタンWBエコ EVシステム4.0」が出来上がったととらえています。
そのような塗料メーカーの努力に、鈑金塗装工場側はどのように向き合うべきなのかを考えていた時、関西ペイントの担当者にオール水性使用工場を認定する仕組みを提案したことがあります。今回、オール水性ユーザー認定制度が実現したことを嬉しく思うとともに、早速認定の診断を申し込みました。
現在業界内では「透明性の確保」に向けた取り組みが進められていますが、私たちが最も透明性の確保を進めるべき相手は、言うまでもなくエンドユーザーです。エンドユーザーが理解できる方法で作業内容を正確に伝えること、さらには修理工場選択時の判断材料となる適切な情報の提供が求められています。オール水性ユーザー認定の取得は、透明性の確保及びカーオーナーからの信頼獲得にもつながると考えています。
レタンWBエコ EVシステム4.0を使用した感想を教えてください
水性塗料は乾燥が遅いと考えている人が多いですが、現在は塗料自体の進化により、乾燥性が大幅に向上しています。また、当社ではさらなる乾燥時間の短縮を目的として、IR乾燥システムを搭載した塗装ブースを導入しました。水性塗料について理解し、自社の仕事内容に応じた作業環境や運用体制を整えることで、生産性を落とすことなく使用することが可能です。
また、水性塗料には静電気が発生しにくく、ブツが付きにくいという利点があります。ベースコートにおいては隠蔽性が高いため、溶剤系に比べて少ないコート数で仕上げることができます。さらに、ベースコートが乾燥した後の表面が平滑なため、クリヤー塗装時の肌が作りやすい点も特長の一つです。加えて、新車ラインのカラーベースが水性塗料のため、補修作業時の調色も溶剤系より水性の方が合いやすいように感じています。
今後の展望を教えてください
整備事業においては、近日中にトヨタ認定サービス工場の認定取得を予定しています。自動車技術が進化し続ける中、カーメーカーは顧客の安全を守るために、整備工場に一定の基準を求める方向性にあると認識しています。そして、その考え方はやがて鈑金塗装にも波及してくると予想しています。
当社は事業方針を検討する際、常に5年先を意識しています。トヨタ認定サービス工場の認定取得も、「レタンWBエコ EVシステム4.0」の導入及び「オール水性ユーザー認定」の取得もその一環です。
関西ペイントが創設した「オール水性ユーザー認定」は、私たちが前向きに行動する一つのきっかけになると思います。このような認定制度が業界内に登場したことを受けて、関西ペイントのユーザー工場だけではなく、業界全体が前向きになることができたら嬉しいです。
2009年から関西ペイントの水性塗料を利用
関西ペイント株式会社
自補修塗料本部
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