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【徹底予想】フランスVSイングランド 本当に強いのはどっちだ!?
自動車大国同士の「場外乱闘」、3位決定戦は事実上の決勝戦か
2026/07/17

熱狂は最高潮へ。白熱するW杯。フランスVSイングランド、本当に強いのはどっちだ
サッカー好きを熱狂させる4年に1度のFIFAワールドカップ。もいよいよ最終盤を迎えた。決勝戦は前回王者でFIFAランキング1位のアルゼンチンVS無敵艦隊同2位のスペインというランキング通りのカードとなった。
決勝戦は日本時間2026年7月20日(月)の午前4:00からキックオフとなる。

そして、惜しくも準決勝で敗れ3位決定戦に回ったのが、同ランキング3位のフランスVS同ランキング4位のイングランドとこちらもランキング通りのカードとなり、FIFAのランキングをつけている人にとってはクリスチアーノ・ロナウドのゴールパフォーマンス「SIUUU(スィー)」をしてしまうほど興奮したことだろう。
そんな3位決定戦は日本時間2026年7月19日(日)の午前6:00からキックオフである。
歴史的ライバルであるイングランドとフランスの激突。いつの時代もサッカーファンの血を沸き立たせるが、もしそれが自動車だったら……
イングランドVSフランス……サッカーファンを熱狂させるマッチアップだが、単にボールの行方を追うだけでは物足りない。もしこの両国が【自動車】というフィールドで、国の威信をかけて戦ったら、一体どちらが強いのか? そこではサッカーだけではない産業面での戦いも繰り広げられる。
一方は、王室御用達の超高級車をピッチに送り込むイングランド。もう一方は、大衆の足として世界を席巻するフランス。プレースタイルがまったく異なる両陣営の戦力を徹底検証し、サッカー以外の部分でも勝敗を決めてみたいと思う。
カーメーカーを持つ両国による自動車場外乱闘キックオフ!
【前半戦】圧倒的物量のフランス VS 少数精鋭のイングランド

まずは「規模と生産力」という、オフェンス力の勝負である。
フランス代表のスタメンは、ルノー、プジョー、シトロエン(DSを含む)といった巨大グループ。彼らの最大の武器は、世界中で数百万台規模の車を売りさばく圧倒的な手数とスピードにある。ピッチを切り裂き確実にチャンスをものにするキリアン・エムバペの爆発的なスプリント力と決定力、ジネディーヌ・ジダンが中盤で見せた優雅で広角なパスワークを掛け合わせたかのような、変幻自在の波状攻撃となる。
その軽やかなマルセイユルーレットは、イングランドのジョン・テリー、ガリー・ネヴィルですら抑えることができないほどの圧倒的な手数でグローバル市場という敵陣へ、怒涛の勢いでボールを運び込んでいく。
対するイングランド代表は、アストンマーティン、ベントレー、マクラーレン、ジャガー・ランドローバーなど、名前を聞いただけでひれ伏したくなる超名門ブランドがズラリと並ぶ。これは名古屋グランパスにも在籍した伝説的プレイヤーであるゲーリー・リネカーや、ワンダーボーイと呼ばれたマイケル・オーウェンのような輝きがある。
しかし、彼らのプレースタイルは完全な「少数精鋭」である。年間数千台しか作らないメーカーも多く、出荷台数という物理的な「数」の勝負では、フランスの足元にも及ばない。
イングランドの戦い方は、一撃必殺。限られたチャンスを確実にゴールに結びつけるハリー・ケインの決定力や、デビッド・ベッカムが放った魔法のような美しい弧を描くクロスボールに似ている。
しかし、数の暴力という圧倒的なポゼッション率を見せつけたフランスが、1点を先制し、前半を折り返す。
【ハーフタイム】
両陣営の戦力分析タイム、傾向と対策

ハーフタイムでは両陣営が前半戦の総括を行い、後半戦に向けた作戦を練る。
ここで、先日のイングランドのようにアルゼンチンの攻撃を抑えるために5バックに変更するようなことをしては致命的なミスにつながる。
比較項目 | イングランド(英国) | フランス | 優勢な国 |
主なブランド | アストンマーティン、ベントレー、マクラーレン等 | プジョー、ルノー、シトロエン、アルピーヌ | 引き分け |
グローバル出荷台数 | 少量生産(ニッチ・超高級志向) | 大量生産(大衆車・グローバル展開) | フランス |
1台当たりの平均単価 | 圧倒的に高い(数千万クラスが中心) | 比較的安い(実用的な価格帯) | イングランド |
燃費・エコ性能 | 大排気量エンジンが多く不利 | コンパクトカー中心で優秀 | フランス |
ステータス性 | 英国王室御用達(ロイヤルワラント) | アートや文化への造詣 | イングランド |
主要ブランド、出荷台数、1台当たりの平均単価、燃費・エコ性能、ステータス性で分析をしても両陣営の戦力は拮抗していることが分かる。
イングランドで言えば2大会連続でEURO決勝に導いたガレス・サウスゲイト監督が、フランスで言えば選手としても監督としてもワールドカップで優勝をしたディディエ・デシャン監督が各選手たちを鼓舞し、綿密な作戦で後半に臨んでいく。
【後半戦】コスパと鉄壁のフランス VS 規格外の破壊力を持つイングランド

後半は車の【経済性(燃費)】と【1台あたりの平均単価】での勝負となる。
フランス車は、石畳の細い路地や縦列駐車が多いお国柄から、コンパクトで燃費の良い大衆車を大の得意としている。家計に優しく、実用性に特化、その上でアート的な側面を持たせたそのスタイルは、まさに鉄壁にて華麗なディフェンスだ。
その絶対に崩れない堅守は、フランス代表最多出場記録を誇る伝説のディフェンダー、リリアン・テュラムの対人戦の強さを彷彿とさせる。さらに、無尽蔵のスタミナでどこまでも走り続ける低燃費ぶりは、ピッチの全域をカバーする守備的MFの代表選手と言えるクロード・マケレレの献身的なプレースタイルそのものである。
しかし、ここでイングランドが猛烈なカウンターを仕掛ける。彼らの武器は「1台あたりの平均単価」と「規格外のパワー」だ。
「燃費? エコ? そんなものは知ったことではない」。1台数千万円クラスの超高級車や、大排気量のV8、V12エンジンを平然とラインナップに並べ凶悪なまでの個の力を見せてくるイングランド。それは悪童と呼ばれたポール・ガスコインや、先日代表引退を発表した隠し子問題でお騒がせしたカイル・ウォーカーのような問題児をも黙らせる破壊力がある。
燃費勝負では勝てなくとも、利益率と単価の破壊力はフランスに限らず諸外国を寄せ付けない。唯一このフィールドで戦えるのはW杯で屈辱の3大会連続予選敗退という不名誉を継続しているイタリアのみだろう。
この荒々しくも絶対的なパワーは、全盛期のウェイン・ルーニーが見せた泣く子も黙る理不尽なまでの突進力や、現在の中盤を支配する平手打ちのマジシャン、ジュード・ベリンガムのダイナミックな推進力と完全に重なる。
後半戦は、エコと実用性という常識を、ロマンと圧倒的単価の暴力で粉砕したイングランドが同点ゴールを決めた。
【延長戦】国家の威信をかけたブランド力対決

1対1の同点で迎えた延長戦。勝負の行方は、自動車界における「格式とステータス」というメンタル勝負に委ねられた。
イングランドの最大の強みは、エリザベス女王やチャールズ国王が愛用してきた「英国王室御用達(ロイヤルワラント)」という絶対的なブランド力だ。この揺るぎない格式と品格は、1966年のW杯優勝キャプテンであり、紳士の象徴とされたボビー・ムーアの伝説的なキャプテンシーに匹敵するだろう。ピッチに立つだけで相手を圧倒するオーラがあるのだ。
一方のフランスも負けてはいない。歴代大統領が就任パレードで使用するシトロエン(DS)やプジョーには、「大統領専用車」としての揺るぎない誇りがある。そしてアートとの融合によりエレガントでありながら独創的な佇まいは、かつてアーセナルで人々を魅了した「キング・オブ・クール」ティエリ・アンリの、華麗で美しすぎる身のこなしが思い浮かばれる
どちらの国も、サッカーではなく車という工業製品に「国家の威信」と「歴史」を乗せて走っている。この格式の高さは互角。両者一歩も譲らない、中盤での激しいボールの奪い合いが続いた。
【運命のホイッスル!】果たして勝者は…?
長く激しい死闘の末、ついに試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
大衆の足として優れたパッケージングで世界を制し、マケレレのような献身性とエムバペのスピードを持つフランス。
富裕層の夢として、ベリンガムのような力強さと王室からナイトの称号をもらったデヴィッド・ベッカムのようなラグジュアリーを追求するイングランド。
このように、両国陣営はともに極めて魅力的な自動車を市場に送り出してきており、客観的なデータや視点だけで勝敗を決めることは、W杯の決勝戦をPK戦で決着させるのと同じくらい残酷で難しい。
それは忘れもしない94年アメリカ大会決勝戦のブラジルVSイタリア。イタリアの絶対的エースであるロベルト・バッジョが5人目のキッカーとして登場。無情にもボールはクロスバーのはるか上を通過し、バッジョが深くうなだれたシーンはサッカーの歴史上においても名シーンの一つに挙げられるだろう。
その時のバッジョの言葉である「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」も名言として多くのサッカーファンに残っている。
だが、勝負に引き分けは似合わない。勝者がいるからこそ輝く敗者もいる。人生という勝負において闇深い場所に居続ける筆者は間違いなく輝かない敗者である。
そんな思惑を滲ませつつも、苦渋の決断で勝者を選ぶのであれば……筆者の個人的な好みにより、イングランドの勝利とする!!
異論は認める。しかし、腹の底に響くV8エンジンの暴力的な咆哮と、ため息が出るような美しいレザーシートとボディの誘惑には、どれだけ優れたフランス車の燃費データや鉄壁のディフェンスも敵わないのである。
これで日曜日の3位決定戦、月曜日の決勝戦はもちろん目が離せなくなっただろう。だが、その先には次回のW杯が、そして自動車業界の熱い未来がある。まだまだ両国の熱い戦いから目が離せない。
最後にここまで読んでくれたサッカーファンにこの名言をお送りしてお別れとする。

ロベルト・バッジョ
「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」(2回目)
【決勝戦】
なお、決勝戦のアルゼンチンVSスペインだが、自動車に置き換えてみても、少年サッカーリーグよりも遥かにレベルが低い戦いになりそうなので割愛する。