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【ジャパンモビリティショー2025:ホンダ、スズキ】市販化を前提とした手に届きやすいBEVのプロトタイプを披露

ホンダは「Honda 0 α」と「スーパーワン」、スズキは「ビジョンe-スカイ」を世界初公開

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2026/01/10

 2025年10月31日より11月9日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「ジャパンモビリティショー2025」(以下、JMS2025。主催:日本自動車工業会)。


 当記事では、東4ホールにブースを構えたホンダとスズキの主な展示内容をお伝えする。

Honda 0 SUVプロトタイプ

【ホンダ】

「Thin, Light, and Wise.」(薄い、軽い、賢い)を開発コンセプトとする新たなBEV「Honda 0」(ホンダゼロ)シリーズのうち、2025年1月のCESで発表し2026年に北米より発売を予定している「SUV」と「サルーン」のプロトタイプを日本初公開。

Honda 0 サルーンプロトタイプ

 そして、「SUV」よりもコンパクトなエントリーモデルとして2027年にインドや日本などで発売予定の「α」を世界初公開した。


「α」は先行する「SUV」および「サルーン」とはプラットフォームが異なるうえ、生産拠点も「SUV」と「サルーン」が北米なのに対し「α」はインドとなることが明言されている。また3万ドル(約470万円)以下での販売を目指していることから、既存の部品を流用しつつ、比較的低コストで生産・修理しやすいボディになると予想される。

Honda 0 αプロトタイプ

 また、軽BEV5ドアハッチバック「N-ONE e:」(エヌワンイー)をベースにしたホットバージョン「スーパーワン」プロトタイプも世界初公開した。


 前後に専用形状のバンパーとブリスターフェンダーを装着しトレッドを拡大のうえ、モーター出力をアップ。さらに、仮想有段シフト制御とアクティブサウンドコントロールシステムが連動し、有段変速機を備えたICVのような迫力あるサウンドと鋭いシフトフィーリングを演出する、専用開発の「ブーストモード」も実装することで、走りの楽しさを追求している。


 なお、ボディサイズおよび最高出力は軽自動車の規格および自主規制枠を超えるため、日本では登録車として2026年に発売される見込み。

ホンダ・スーパーワンプロトタイプ

【スズキ】

 軽自動車を生活の足として使用するカーオーナーをターゲットにした、全電動背高軽ワゴンのコンセプトモデル「ビジョンe-スカイ」を世界初公開した。


 1625mmという現行「ワゴンR」とほぼ同等の全高で、前後スイングドアを採用し、航続距離は270km以上と、軽さとコストを重視した設計思想が随所に見て取れる。


 さらに「2026年度内の量産化を目指す」とも明言しており、細部のショーカー的演出を変更のうえ市販化される可能性が高い。

スズキ・ビジョンe-スカイ

(文・写真=遠藤正賢)