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【オートモビルカウンシル2024:マセラティ、BYD、ポルシェ、ディフェンダー、ケータハム、アルヴィス】インポーター各社は日本市場での最新モデル・サービスを紹介
マセラティジャパンはクラシックカー公式認定プログラム「マセラティクラシケ」の日本導入を発表
2025/04/24
2025年4月11~13日に幕張メッセで開催された、新旧名車と自動車文化の展示会「オートモビルカウンシル2025」。
当記事では、インポーター6社の主な出展内容を紹介する。
【マセラティジャパン】
2021年12月より本国イタリアで開始した、発売から20年以上経過したマセラティ車のクラシックカー公式認定プログラム「マセラティクラシケ」を、日本のマセラティ車オーナー向けに開始することを発表した。
会期初日の4月11日に開かれた記者会見で、マセラティジャパンの木村隆之社長は、同プログラムを本国イタリア以外で展開するのは日本が初めてであることを強調。日本では6月1~30日にマセラティ公式webサイトで受付を行い、年内は最大8台を審査、300項目以上の点検項目をクリアした車両を認定する計画を明らかにしている。
マセラティジャパンの木村隆之社長と1969年式初代マセラティ・ギブリスパイダー
また、1969年式の初代「ギブリスパイダー」と、新型「グランカブリオ」、新旧2台のオープンモデルを展示した。
新型マセラティ・グランカブリオ(手前)、1969年式初代ギブリスパイダー(奥)
【BYDオートジャパン】
4月15日の発売を控えていたミドルラージSUV「シーライオン7」と、ミドルラージセダン「シール」を展示。BYD各車に搭載されているリン酸鉄リチウムイオンバッテリー「ブレードバッテリー」をはじめとした同社の電動化技術を紹介した。
BYDシーライオン7(右)とブレードバッテリー(左)
BYDシール
【ポルシェジャパン】
先代オーナーでもある書家/アーティストの岡西佑奈氏が制作したアート作品とともに新型「マカン」を展示したほか、現行「911カレラGTS」、2015年式「918スパイダー」を出品し、ポルシェの電動車の歴史を紹介。また「ポルシェクラシック」でレストアされた1967年式初代「911S」も披露した。
新型ポルシェ・マカンと岡西佑奈氏制作のアート作品
(手前より)1967年式初代ポルシェ911S、2015年式918スパイダー、現行911カレラGTS、新型マカン
【ディフェンダー(ジャガーランドローバージャパン)】
ランドローバーの本格オフローダー「ディフェンダー」に的を絞って出展。現行モデルのホットバージョン「オクタ」のほか、初代モデルのレストアモデル「クラシックディフェンダーV8ビスポーク・フジホワイト」、1957年式「ランドローバー・シリーズ1 88インチホイールベース・ステーションワゴン」、2015年式「ポールスミスディフェンダー」の4台を出品した。
現行ランドローバー・ディフェンダー・オクタ
(手前より)2015年式ランドローバー・ポールスミスディフェンダー、1957年式シリーズ1 88インチホイールベース・ステーションワゴン、クラシックディフェンダーV8ビスポーク・フジホワイト、現行ディフェンダー・オクタ
【ケータハムカーズ・ジャパン】
ヤマハ発動機製電動モーターを搭載し2025年後半から2026年前半に投入予定のライトウェイトBEVクーペ「プロジェクトVコンセプト」と、軽自動車規格に適合している超軽量オープンスポーツカー「スーパーセブン600」を展示した。
ケータハム・プロジェクトVコンセプト(手前)、スーパーセブン600(奥)
【The Alvis Car Company(明治産業)】
1928年式「12/50 FWD“ル・マン”」を参考出品したほか、1964年式「3リッター・TE21・パークウォード・ドロップヘッド・クーペ」を「ヘリテージ・モデル」として出品。
また、現行法規に対応しつつオリジナルの設計を最大限忠実に再現している「コンティニュエーション・モデル」から、「3リッター・グラバー・スーパー・カブリオレ」、「4.3リッター・ランスフィールド・コンシールド・フード」、「4.3リッター・ヴァンデン・プラ・ツアラー」の3台を展示した。
(左より)アルヴィス12/50 FWD“ル・マン”、3リッター・グラバー・スーパー・カブリオレ、4.3リッター・ランスフィールド・コンシールド・フード、4.3リッター・ヴァンデン・プラ・ツアラー、3リッター・TE21・パークウォード・ドロップヘッド・クーペ
(文・写真=遠藤正賢)