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酷暑日での塗料・シンナー缶開栓に注意、ロックペイントがユーザーへ注意喚起
現場作業時の安全対策ポイントを整理し、3項目に分けて紹介
2026/08/06
8月5日、塗料メーカーであるロックペイント(内海東吾社長、本社=大阪府大阪市)は、ユーザーなどに向け塗料及びシンナー缶の高温下での開栓時の注意喚起を促した。
全国的に気温40℃超の酷暑日が続出する状況を受け、開栓時の突沸リスクや保護具の着装など、安全対策のポイントをあらためて整理した内容である。ここではその内容に基づき、注意点を「開栓時の注意点」、「作業環境」、「保護具」の3項目に分けて紹介する。
高温で内圧が上昇し、開栓時に内容物が噴き出す恐れ
気温が著しく高い環境では、塗料やシンナー缶の内部で溶剤がガス化し内圧が大幅に上昇。その状態で蓋を開けると、内容物が突沸(急激に噴き出す)の恐れがある。
同社では、現時点で人体に関わるような事故の報告は受けていないとしつつも、注意事項をあらためて案内するとともに、詳細は各製品の安全データシート(SDS)を確認するよう呼び掛けている。
■開栓時の注意点──顔を近づけず、少しずつガスを抜く
開栓時には守るべき3つのポイントを挙げた。
・不用意に顔を近づけない
蓋を開けた瞬間にガスや内容物が突沸する可能性がある。
・慎重にガスを抜く
蓋を少しずつ緩め、ガスが抜ける音を確認しながらゆっくり開ける。
・ウエス(布)を被せて開栓する
内容物の突沸に備え、布などを蓋の上から被せた上で開ける。
いずれも缶内部に溜まった高圧ガスが一気に放出されるリスクを前提とした対策である。
■作業環境──日陰・換気・火気厳禁の3原則
次に、開栓作業を行う場所の条件として以下の3点が示された。
・直射日光が当たらない日陰を選ぶ
直射日光下での開栓作業は避ける。
・風通しの良い屋外で作業する
屋内で開栓するとガスが一気に充満し、急性有機溶剤中毒により意識を失う危険がある。
・火気厳禁
静電気でも引火するリスクがあるため、周囲の火気管理を徹底する。
夏季は気温だけでなく溶剤の揮発量も増大するため、換気と火気管理の重要性が一段と高まる。
■保護具の着装──メガネ・防毒マスク・手袋の3点
保護具については、以下の3点の着装を求めている。
・保護メガネ
突沸した内容物が目に入ることを防止する。
・防毒マスク
夏季は揮発量が多いため有機ガス用防毒マスクを使用する。
・保護手袋
皮膚からの溶剤吸収を防ぐ。
鈑金塗装工場など、日常的に塗料やシンナーを扱う現場では作業前に改めて確認しておきたい。