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【車業界版・今日は何の日】7月20日は「〇の記念日」!現場で使える顧客トークネタ

塩害と防錆

  • #トピックス

2026/07/20

7月20日は「海の記念日」

 7月20日は、1941年に制定された「海の記念日」。1996年からは国民の祝日「海の日」となり、現在はハッピーマンデー制度により7月の第3月曜日に移行しているが、本来の記念日は7月20日である
 本格的なサマーシーズンを迎え、海沿いへのドライブやレジャー目的での車両稼働が急増するこの時期、自動車のボデーにとって最も警戒すべき自然環境の一つが「塩害」である。


 海水や海風に含まれる塩分(塩化物イオン)は、自動車の鉄板を激しく腐食させる原因となる。鉄は酸素と水分が結びつくことで酸化反応(サビ)を起こすが、そこに塩分が付着すると電気伝導性が高まり、酸化のスピードが加速する。海沿いの走行後、下回りやフェンダー内側に付着した塩分を放置することは、車体の寿命を著しく縮める要因に他ならない。

 塩害による腐食は、目に見える外板だけでなく、ロッカーパネルの内部や、ドアパネルの水抜き穴周辺、サスペンションの取り付け部など、洗浄しにくい「袋状の内部構造」から進行することが多い。一度鉄板の内部までサビが浸透し、貫通してしまった場合、大がかりなレストアに近い修復作業が必要となる。

 こうした深刻な塩害ダメージを防ぐため、「防錆処理」を行う。シーリング剤、耐チッピング塗料、アンダーコートは補修用があるが、修理によって表面が削られた防錆鋼板は普通の鋼板と変わらないので、金属表面処理剤やウォッシュプライマーなどを塗布して防錆力を高める必要がある。
 海の記念日は、過酷な自然環境から車体を守る鈑金塗装工場の高度な防錆技術の重要性を、改めて浮き彫りにするトピックだ。